結論:Cubaseの製品版ユーザーは、無償版も同一PCにインストールしておくと便利
これはモバイル限定の話になるかもしれませんが、出先でプロジェクトを開きたいときに、PCに製品版だけでなくLEやAIなどの無償版をインストールしておくとすごく便利です。その理由について解説します。
Cubaseはバージョン違いで別のソフトとなるようです
私は10年ほど前にDTMを始めた時点でCubaseユーザーでした。ギター用のオーディオインターフェースにバンドルされていたものを使い始め、その後製品版を買って今まで使ってきています。
Cubaseにも様々なバージョンがありますが、以下の4形態がメインのラインナップなのはここ数年変わっていません。
- Cubase LE(AI) DTM関連ハードウェアなどにおまけとして付いてくる無償版(OEM)
- Cubase Elements 1万円代で買える入門版
- Cubase Artist 3〜4万円代のミドルグレード
- Cubase Pro 全機能を搭載した最上位版
詳細はこちらの公式ページで確認できます。
これらは、全て同一のソフトウェアのバージョン違いということではなく、別々のソフトとしてインストールできるようです。なので、冒頭で述べた製品版と無償版の両方のインストールが可能となります。
ライセンス管理はUSBデバイスを使う

Cubaseユーザーにはお馴染みのUSBキーです。こちらは基本的に製品版に付いてくるもので、製品版を起動するためにはこちらをパソコンに挿しておかなければなりません(ライセンス認証)。これがなかなか厄介で、
- パソコンの貴重なUSBポートを一つ消費する
- 2台以上のPCで使い分けする時は挿し替える必要がある
- 紛失する恐れがある
というように、なかなかユーザーにとってデメリットも大きいものとなっています。
無償版はUSBキーがいらない
Cubase LEやAIなどのバージョンは、このキーがなくても動作します。インストールする際に、シリアルをパソコン本体に紐づけてくれるためです。複数台のインストールは原則できませんが、USBキーを挿さなくていいのは大きなメリットです。
私は出先でMacBook Proを使用するケースが多いです。進行中のプロジェクトについて、オーディオデータやMIDIデータを急ぎで確認しなければならない時に、Mac単体でCubaseを起動することができるのが魅力です。
Cubaseのシリアルを余らせてる人は、無償版も有効活用できます
ハードウェアを買った時についてくる無償版のライセンスコード、Cubaseユーザーなら
「もう金出して買ったから、いらないんだよね〜」
となるところですが、ドングルいらずで使える簡易版というのもなかなか便利なので、ぜひ試してみてください。

STEINBERG ( スタインバーグ ) / Cubase Pro 11 通常版 DAWソフトウェア
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