DJはわりと簡単に始められる
クラブでターンテーブルを回すDJ。
カッコいいですよね。
一昔前は、レコードと針で操作するものでしたが、現在はCDJやPCDJというのが主流で、機材さえあれば初心者でも結構簡単に始められるようになっています。
機材も、クラブに行けばレンタルできたり、自宅用のリーズナブルなものも多く出回っています。
これとiPhone1台で即、 DJが始められるPioneerのDDJ-WEGO4
DJは『再生係』と揶揄されることもあり、さらにDJ自らそう卑下することもある
簡単にできる反面、実質やってることは曲をデッキで再生するだけの『再生係』と言われたりもします。
「あのDJって、やってることただの再生係だよな〜」
「明日のイベント、〇〇番手でDJ、じゃない再生係やりま〜すw」
カッコイイはずのDJが、なぜ『再生係』なのでしょうか?
難しいことをやるのが偉い?
なぜそういう蔑称が生まれるのでしょうか?
DJを始めるのは、機材の進歩とともに敷居が低くなって誰でも簡単に始められるようになりました。
それこそ、機械にスマホを繋いで、プレイリストの中の曲の再生ボタンを押し、次にかける曲を選んで曲の終わりあたりで切り替える・・・こんな要領で、基本的なDJプレイはできてしまいます。
ですが、DJの世界は奥が深い。
曲を再生させるだけではなく、どうやって曲を繋げていくか。どんなエフェクトをかけるか。どんな風に曲を重ねるか。テンポの合わせ方、スクラッチの入れ方など、専門的なスキルがいくつもあります。
それを知っている人からすれば、ただプレイリストの曲を再生しているだけに聴こえてしまうDJプレイだと、『再生係だ』と言いたくなってしまうのでしょう。
一方、そうしたことを知っていてなおかつ、自分のDJとしての腕前に自身がなかったりすると、『自分はどうせ再生係だから・・・』と卑屈になってしまうのかも知れません。
DJをやっているだけか、フロアをアゲることに尽力しているか
DJブースに立っていると、少し優越感に浸れます。
フロアにいる人たちは、音楽とその場所を楽しみに来ています。
DJはその場で唯一のブースという場所で、自分の操作で、みんなの盛り上がりが見れます。
みんなが好きな曲をかければ、当然盛り上がるでしょう。
DJはその場のフロアをアゲたり、または落ち着きたがっている雰囲気を感じれば落ち着いた雰囲気に合わせたりと、あくまでお客さんのためにプレイをするのが本分です。
なので、技術云々はそのための手段です。
DJが自分の好きな曲を、かけたいようにかけるだけで、フロアの温度感をイイ感じに持っていくのは難しいでしょう。だから、そのために技術があります。
かと言って、技術がなければDJをしていけない訳ではありません。始めたばかりの人でも、フロアの多くの人が楽しめるような選曲や、ブースでの振る舞いなども含めてDJの為すべきことです。『上手くなくちゃDJできない』となって萎縮してしまうのは、勿体無いですよね。
まとめ:DJは基本は再生係。独りよがりのプレイはNG。
お客さんを置いてきぼりにしたり、自分の満足のためにDJをやる人は、技術があろうがなかろうが、あまりイイ評価は受けられないでしょう。
再生係でイイと思います。
DJは、お客さんを最高に満足させる再生係であって欲しいと思います。
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