なんでパソコンを自作するの?
パソコンは色々な種類がありますが、大抵の人はお店やネット通販で、すでに組み上がっている製品を選んで買うと思います。
すでに組み上がっている製品?と疑問に思う方もいるかもしれませんが、パソコンは自分でパーツを選んで組み上げることもできます。これを一般的に自作PCを呼ばれたりします。
超精密機械の塊であるパソコンを自分で作るなんて、相当マニアック?!と思われるかもしれませんが、自作PCユーザーは世界規模でかなり多く、自作用パーツのメーカーや専門誌など、市場が充実しています。特に、最近はPCゲームの注目が高まっている中で、ゲームの性能に適応するハイスペックなパソコンを自分で用意するために自作も人気なようです。
私も、音楽制作の業務で使うメインPCはWindowsの自作マシンです。今回は、自作PCを選ぶメリット、デメリットを簡潔にご紹介します。
幕の内弁当orお手製の弁当?
例えば、その日の朝、出先の昼食でどの弁当を食べるかを計画しているとします。
コンビニに売っている幕の内弁当は、安定した味、無難なおかず、妥当な値段、どこのコンビニでも大抵売っている、といったことから、それを選んでおけば間違いはない、という安心感があります。
一方で、食の好みにうるさい人はどうでしょう?ごはんは白米ではなく玄米がよいとか、揚げ物は控えているので肉は蒸したものにしたいとか、煮物は薄味がいいとか・・・・。そんな細かい好みを反映させるとなると、コンビニの幕の内弁当ではちょっと物足りなくなります。そこで、自分で材料を調達し、調理して、お弁当箱に自分で詰めれば、満足のいく昼食がとれることでしょう。また、自分が食べたくない食材にはお金をかけず、こだわりの食材にお金をかけることによって、コストのバランスも是正できます。
パソコンも「目的」によって調整したい
パソコンも、お昼のお弁当と同じように、「とりあえずは誰がどんな目的でも無難にこなせる」ものから「特定の目的に特化して、満足に機能する」ものまで、ニーズは様々です。
もし、食材を自分で選んでお弁当にする技術のように、パソコンのパーツを選んで組み立てる技術があれば、使用目的と購入費用のバランスのとれた、自分だけのパソコンを入手することができます。
これが、自作パソコンを選ぶ大きなメリットです。
トラブルは自己責任(><)
とはいえ、パソコンはやはり複雑な機械で、うまく動かなかったりすることもよくあります。
そんなとき、お店で売っているパソコンは、その販売店やメーカーに問い合わせることで、不具合についての対処を協力してもらうことができます。
一方、自作パソコンで起こるトラブルは、基本的に自己責任です。うまく行かない場合は、自分のやり方に問題があったのか、パーツに不具合があるのか、いろいろな可能性を検討し、原因を探って解決してく・・・というやり方が必要になります。万事うまくいけばいいものの、トラブルでひっかかるとなかなか厄介なのも事実です。
こうなった場合は、ネットの情報を集めたり、知り合いの詳しい人に相談したり、秋葉原のマニアックなお店の店員さんに相談したりと、いろいろな手を尽くす必要があります。ともあれ、基本的に自分の力でやってやる・・・という気概をもっていないと、自作PCにチャレンジするには少々不安です。
まとめ
パソコンは、すでに組み上がっているものを選んで買うのと、自分でパーツを選んで自分で組み上げるパターンがあります。
自作PCは、自分の目的に最適化したパソコンを、コストのバランス良く手に入れることができる反面、トラブルの対処は自己責任で行わなければならず、ある程度のタフさが求められます。
ともあれ、自分で料理を作って好みの味にしたり、車やバイクをカスタムしたり、髪やネイルをアレンジするように、自分のこだわりを反映させて何かを作ると、その行為自体も楽しいし、できたものへの愛着もひとしおです。もちろん、私自身、音楽制作(DTM)にも自作PCの相性はよいと思っています!パソコン選び中の方は、ぜひ自作も候補に入れて検討してみてください!
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