嗜好品への依存の怖さ

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真面目で頑張る人ほど要注意

仕事でも勉強でも、ここぞというときに踏ん張りを見せなければ乗り切れないときがあります。

私も大学受験を経験したし、運動部をやっていたし、音楽制作という納期(締切)のある仕事を長くやっているので、これまでの人生で何度もそういった場面に出くわしてきました。

そんなとき、脳みそは「あの快楽」を思い出します。

甘いお菓子。

脂っこいもの。

カフェインの効いた清涼飲料水。

また、加えてニコチンの爽快感を思い出す人もいるでしょう(私はタバコが吸えないのですが)。

これらは嗜好品と呼ばれるもので、生きていくのに必須のものではなく、むしろ過剰に取りすぎると体に有害になるものとされています。

体に悪いとわかっていながら、それでも手が伸びてしまうのは、嗜好品が私達の「本能」に直接、甘美な刺激を与えてくれるからです。

そして、そんなとき、人間は本能の声に応じて、都合よく【言い訳】を創造します。

「今だけ、どうしても」

「これで頑張れるなら、多少のリスクは平気」

「少しくらいならどうってことない」

「将来のことはわからん、今に全力投球!」

「オヤジの栄光時代はいつだよ…全日本の時か? 俺は……俺は今なんだよ!!」

SLAM DUNK 第270話より

そう、その判断に一生後悔するのは、この場合は自分です。

思い返せば、私の20代も自己管理が甘く、栄養ドリンクやエナジードリンク、甘いお菓子などに頼って窮地を乗り越えてきました。ですが、それはまやかしの頑張りであり、本当にやるべきは自己管理の質を上げることでした。嗜好品に頼らず、自分の力を最大限発揮し、目の前にタスクをやりきる。このことの大事さを、今になって実感しています。

嗜好品に頼らなくても、自己管理によって、自分の脳力を存分に発揮することは可能です。むしろ、嗜好品に頼ってできた成果は、本物の自分の力ではないとも言えるのではないでしょうか。ぜひ、真面目で一生懸命頑張る人ほど、不必要に自分の体や命を削らずに、仕事でも勉強でも、充実した取り組みを継続していっていただければと思います。

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