広告に踊らされている?
外にでかけたり、家でテレビやネットやスマホを見てたら、広告を目にしない日はないんではないでしょうか?建物の壁から電車の中やお店の看板など至るところに広告はあるし、テレビやネットの記事や動画はもちろん、SNSも広告で溢れています。
私達は、それが商売目的とわかっていても、ついつい広告に惹かれてものを買ってしまいます。もちろん、それが自分にとってハッピーな買い物であれば全く問題ではないんですが、巧みな広告にまんまと乗せられて「買わされてしまう」という状態は避けたいものです。では実際にどんな対策があるんでしょうか?
問いかけを使う
ついつい無駄遣いしてしまうのを抑えるために、巧みな広告に踊らされないおすすめの方法は、「問いかけ」です。例として、以下の3つのパターンをご紹介します。
なんかそういうデータあるんですか?
例えば、
「セールは今週限り!」
なんていう広告があったとします。早くセールのうちに買わないと、損しそうで、すぐに買いたくなりますよね。でもそんなときは、こう問いかけましょう。
「なんかそういうデータあるんですか?」
そう、セールは今週で終わったとしても、また数カ月後にやるかもしれません。そのときはもっと安くなっているかもしれません。根拠もなしに購買意欲を刺激するような宣伝文句には、ちょっと冷静にエビデンスを求めてみてはいかがでしょうか。
それはあなたの感想ですよね?
例えば、
「とってもお得!買って大満足!幸せをゲットしちゃいましょう!」
という広告のコピーがあったとします。そんなときにはこう言います。
「それはあなたの感想ですよね?」
そう、それがお得かどうか。買ったら満足するのかどうか。幸せになるかどうか。それは個人個人の主観でしかなく、誰にでも当てはまることとは言えないのです。買ったあとを想像させるのは広告の常套手段。そんなときも冷静に、それが客観的事実でないことを指摘しましょう。
なんだろう、嘘つくのやめてもらっていいですか?
例えば、
「このチャンスを逃したら、もう手に入りません!」
という広告の文句があったとします。人間というのはとにかく、限定ものに弱い。損失を恐れるので、もう二度と手に入らないと思うと、途端にその買い物の価値が高いように感じてしまいます。しかしここも冷静になって、こういいましょう。
「なんだろう、嘘つくのやめてもらっていいですか?」
そう、「手に入らない!」と言い切るのはちょっと疑ってかかったほうがいいんです。なぜなら、大抵のものは「手に入れる手段」がたくさんあるからです。限定商品と言われても、中古で出回ることもあります。「もう手に入らない可能性がけっこう高いとおもいます〜、エビデンスはないんですけど〜」というなら嘘ではありませんが、「手に入らない」と言い切ることは嘘の可能性が非常に高くなります。ここも冷静に指摘していきましょう。
まとめ
言葉は便利な道具です。時として相手を挑発するような言葉も、自分の身を守るために有効に使うことだってできます。本当に豊かな暮らしは、なんでも買うことではなく、自分に必要なものを必要なときに手に入れることではないでしょうか。なので、世の中にあふれる広告ともうまく付き合っていくことが大切です。
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