VOX Amplugをレビュー!

機材

電池駆動のヘッドホンギターアンプ

以前こちらの記事で、「練習用ギターアンプ」のおすすめをご紹介しました。

中でも、VOXのAmplugは特におすすめで、私もよく利用しています。今回はこちらをより詳細にレビューしていきます!

VOX ( ヴォックス ) / Amplug Classic Rock G2
VOX ( ヴォックス ) / Amplug Classic Rock G2

こんな人におすすめ!

VOXの「Amplug」は、ギターのケーブルジャックに直接差し込むタイプの小型アンプです。単4電池2本で長時間動作し、一般的なヘッドホン(イヤホン)を挿せば、本格的なエレキギターの音を聞きながら演奏できます。これは例えば、

  • 自宅ではアンプで大きい音を出せないので、ヘッドホンで練習したい
  • リハーサルや本番前に、スタジオのロビーや楽屋で演奏内容を確認したい
  • 外出先でも周囲の音を気にせずギターの練習をしたい

といった目的がある人におすすめです。

いいところと悪いところ

まずいいところとして、とにかく音に迫力があります。私の所有している「Amplug2 Classic Rock」は、ハイゲインアンプをモデリングしていて、激しいロック系が好きな人にはとてもおすすめできる音が出ます。アンプサウンドは3種類あって、ゲイン調整もあるので幅広く音作りできるし、9種類のエフェクト(Chorus x 3、Delay x 3、Reverb x 3)もあるので、弾いてて気持ちイイ感じにすることも容易です。またAUXイン端子があるので、スマホやPCのヘッドホン出力先をステレオケーブルで繋いで、好きな曲とジャムしながら演奏できます。

このように、機能面では小型アンプとして全く問題はありません。安くて、小さくて、便利で、これ以外は必要ないと思っています。壊れたら同じのを買い直すつもりです。

一方で、少し不満があるのは「ハードウェア」部分です。ボリュームやゲインやエフェクト量を調節する小さなダイヤルが、本体上部に3つ、半円状の突起としてついているのですが、これの効きが極端です。ギターにもよりますが、レスポール×mdr cd900STで使っても、最大ボリュームだと確実に耳を壊すような音がします。この小さいダイヤルをビミョ〜にコントロールするのがシビアです。また、このダイヤルがとても軽くてすぐ回るので、本体を触ると意図せずにこのダイヤルまで弄ってしまうことが多発します。せっかく丁度いいボリューム、ゲイン、エフェクト量で設定しても、ギターに付けたり外したりしているうちに動いてしまいます。(対策として、一度ちょうどいいダイヤルの位置を見つけたら、テープとかで固定してしまうのもアリですね)

また、本体とプラグの角度がフレキシブルに動くのもこの製品のメリットではありますが、ストラトみたいにケーブルジャックがギター本体表面を掘るような形状でない限り、アンプラグ本体はグラングラン揺れてしまいます。ヘッドホンケーブルに引っ張られたりしてすぐに角度が変わってしまうのは、演奏していて気持ちが悪いと思ってしまう要因です。これは固定するのも難しいと思うので、現状は気にしないようにするしかなさそうです。

まとめ

コンパクトで、手軽で、音もよく、価格も安いAmplugは、練習用ギターアンプとしてめちゃくちゃオススメです。

ただし、ハードウェアとしての作りはやや改善の余地ありといったところで、これは使い手側の工夫でしのぐか、よりブラッシュアップされた製品の登場を待つしかないように思います。

こちらの記事が参考になれば幸いです。いい機材でいい音を出して、素敵なギターライフを!

サウンドハウス

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