DTMはお金がかかる?
誰でもパソコンがあれば音楽を作れるのがDTMですが、作曲や編曲ってなんだかとても難しくて勉強するのが大変なイメージがあります。DTMスクールやレッスンに行けばいいの?本をたくさん買わなきゃいけないの?そもそもパソコンやソフトや機材でお金がかかるし・・・・。
私も10年前、DTMをはじめた頃はそんな悩みをずっと持っていました。本や雑誌を買い漁ってかなりのお金を使ってきましたが、今は時代が違います。
DTMの勉強は、お金をかけずにできます。
今からその方法を3ステップでご紹介します。
関連本を立ち読み(3時間)
まずは、小さなノートとペンを持って、「大きめの本屋さん」か「大きめの楽器屋さん」に行ってください。なるべく、品揃えが多いお店がベストです。
そこで、手当たりしだいに、自分が気になる本を手に取ります。中身はサラッと見るだけで大丈夫です。本当はその場で買うべきですが、お金がない場合は買わないでも大丈夫。
そのときに、「気になるけど、意味がわからない」言葉を10個メモしておきます。まずはこれだけで大丈夫です。
図書館を使い倒す(2~4週間)
次は、近所の図書館をめぐります。最低でも、5軒は回ったほうがいいと思います。
図書館の中で、立ち読みして書いたメモをもとに、その用語について解説してある本を徹底的に探します。図書館にも大量の本があるので、どれから学んだほうがいいか悩んでしまいますが、まずは、気になったワードについて関連のある本から見ていった方がいいです。
それを2~4週間かけてやっていくと、徐々に「自分がわからないこと」がわかるようになってきます。
ネットと図書館を駆使する(1ヶ月〜)
ここまでくれば、あとは手持ちのパソコンで実際にDTMの操作をしながら、どんどん曲を作っていきます。図書館の本も借りれるだけ借りたらいいし、それでもわからないことはその都度GoogleやYouTubeで検索をかけて調べます。解説動画の利点は、実際に音や操作の画面が見えることです。自分の知りたいことがピンポイントで見つかれば、存分に活用していいと思います。
こうして、本や雑誌を買わず、レッスンなども利用せずに、無料でDTMを勉強していくことが可能です。
じゃぁ無課金でDTMは上達できる?
ここまで、ほぼ移動交通費くらいしかお金を使わずにDTMを勉強する方法を解説しました。
ですが、これだけではやはり到達できるレベルに限界があります。最新の書籍や雑誌は自分で買わなければ、じっくり読んでモノにすることはできません。DTMでの楽曲制作の細かいコツや技など、ネットに出回らずに(又は、直接じゃないと伝えられない)眠っているものも多々あります。そうした情報は、やはり熟練の人から聞いたり教わったり、リアルな関わり合いの中でしか手に入らないモノです。
そうした限界を感じたら、ぜひ自分が価値を感じるものにはしっかりお金を払って、自分のモノにしていってください。
まとめ
DTMは一昔前まで、一部のプロやマニアのものだったのが、昨今は一気に大衆化が進んでいます。
一方で、音楽を作るにはそれなりの知識をためて、スキルを磨く必要があります。教則本やレッスンなども大量にありますが、お金をかけずにそれらを学ぶ方法もあるので、今回はそれをご紹介しました。
特に若い方で「使えるお金がそれほど多くない。でもソフトや機材も必要」となったときに、無理にバイトを増やしたり生活費を削ったりせず、無料で使えるものは使い倒していっていただけたらと思います。
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