バンドの主役は誰なのか?

バンド

個性豊かなバンドメンバー

あなたはバンドと聞いたらどんな人達をイメージするでしょうか?日本で売れてるロックバンド?Mステに出てる人たち?青春時代に聞いた懐かしのバンド?それとも自分の所属するバンドメンバー?もちろんロックやポップスだけではなく、ジャズや吹奏楽の形式など、いろいろあると思います。

バンドはだいたい3人とか4~5人とか、比較的少人数で、それぞれのメンバーと担当楽器がわかりやすいのも特徴。リスナーはそれぞれのメンバーが出す音やパフォーマンスを個別に認識しやすいと言えます。

そこでよく話題になるのが、バンドの「主役」は一体誰なのか?ということだと思います。複数人が集まってパフォーマンスをする以上、その中で特に中心的な役割を果たす人を考えてみたくなります。様々な意見や考え方があると思いますが、一体何が正解なんでしょうか?

ドラムが主役?

個人的には、最も一般的かつ普遍的な答えとして、主役は「ドラム」であるというのは正しいと思います。オーケストラでいう指揮者の役割を担うのが、バンドのドラムです。基本的には、ギターもベースもボーカルも、その他の楽器もすべてがドラムに合わせて演奏します。楽器の中で最も音量の大きいドラムがそのバンドの音楽の土台を作り、リズムを決定します。バンドとしての絵面的には一番奥で目立たないものの、演奏が上手いバンドは例外なくドラムが上手です。

ボーカルが一番目立つ?

また、人によっては「ボーカル」こそバンドの主役だと言うこともあるでしょう(インストならばリード楽器がそれにあたります)。音楽を構造的に理解しようとすると、前述の通りドラムがとても重要な役割ですが、また別の側面で考えれば、ボーカルが主役というのも納得できる意見です。

バンドの音楽や演奏している姿を思い浮かべるとき、やはり一番印象として強いのはボーカルの歌声やメロディー、そして歌っている姿です。音楽的に優れているかどうか(音程などの技術的なこと)だけではなく、その個性自体が音楽を象徴していると言っても過言ではありません。そういった意味でボーカルが主役、というのも、考えようによっては正しい意見ということになります。

ギターが引っ張るパターンは?

他にも、やたらギターが目立つバンドとかもあります。ギター以外の楽器もそうで、ドラムやボーカル(リード)以外のパートがとにかく目立ち、また演奏面で引っ張っていくケースもあります。そういった場合には、バンドの主役はそのパートになることだって十分あり得るケースではないでしょうか。

「バンドの主役っていったらまぁドラムなんだけど、このバンドだけはギタリストのあいつがメインだよな」みたいな捉え方だって全然OKだと思います。バンドの作り出す世界観と、それを受け取るリスナーの感じ取ることが全てです。そこに「こうあるべき」的な矯正される正解はないと思っていいはずです。

まとめ

バンドの主役は、一般的にはドラムが担うという解釈で間違いはありません。ですが、ボーカル(リード楽器)と捉えるのもありだし、バンドの特徴によっては他のパートが主役と呼べたりもします。

バンドは結局、少人数の生身の人間同士が作るものであって、そこには関係性が必ず生じます。私は、よく知っている知人のバンドも、面識のない超有名バンドも、そのメンバー間の関係性にまで思いを馳せながら鑑賞するのが楽しみの一つです。主役や脇役というのはあくまで表現の一つで、それよりもさらに奥深い人間性を楽しむのも、バンドの音楽のオススメの聞き方としてご紹介させていただければと思います。

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