ちょっとずつダイエットのススメ

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ダイエット

巷ではダイエットに関する様々な意見や方法論が出ていて、あれがいい、これがいいという論争は終わる気配がありません。

私は大学までずっとラグビーをやっていて、太ること(もちろん大きい筋肉をつけるという意味)が至上命題、痩せることは論外のイデオロギーに染まって生きていました。空腹は罪であり、とにかく食って大きくなることが正義。そして身長は168cmのまま体重は75kgまでいき、BMIは26.57の肥満I。ファッションを楽しむこともできず、洒落た服は丈と幅が合わずパンパンになってしまっていました。

今では競技選手を引退して10年が過ぎ、体重は56kg。ここまですんなり落とせたわけではなく、運動が減っても食生活や習慣がなかなか変わらない中、様々な試行錯誤をしました。今回はそんな経験を踏まえ、おすすめする「ちょっとずつダイエット」のお話です。

習慣が全て

太りやすい、痩せやすい体質というのは確かにあるようです。私は食べればそれだけ太る体質ですが、ラグビーやってた仲間には、いくら食べてもなかなか肉がつかず悩んでいたやつもいました。

太りやすい人が太ってしまうのは、全て習慣です。結局は、食べる量と消費エネルギーのバランスが体型に現れます。そして最も大切なのが、まず何よりも食べるものです。

「あんまりたくさん食べてる気がしないんだけど・・・」というのは、人間の都合のいい解釈です。朝から晩まで、ジュースやひとつまみのお菓子も含めてすべてのカロリーを記録して計算をしてみると、どれだけ無意識にカロリーを摂取しているかがわかります。

そして、ダイエットのための結論はシンプルで、摂取カロリーを減らすことにつきます。ただ、一度にガッと習慣を変えるのは難しいし、それを意思の力で実践しても、待っているのは数週間後の飽きたタイミングでやってくるリバウンドです。そこでおすすめなのが、「ちょっとずつ」習慣を変えることです。

ちょっとずつの具体例

ここからは、ちょっとずつ食習慣を変える具体例を、私の実践した経験をもとにご消化しいます。

まず、マクドナルドでポテトとジュースを頼まないことです。そもそもダイエットするならマックなんかいくな、と考えてしまいがちですが、やはりマックは安くて便利で美味しいので、よく利用します。そこで、いつものセットでハンバーガーにポテトとコーラをつけるのではなく、ポテトはサラダに、コーラはアイスコーヒーにします。マックに行くこと自体は自分に許すものの、ちょっとだけその注文の中身を変えるのがポイントです。

また、私は家でよく冷奴を食べます。健康にいい豆腐なので、量を気にしないで食べれると思ったら、それは間違い。豆腐だってしっかりとカロリーはあります。私は一丁のパックの豆腐を4分割したものを一食で食べていましたが、それを6分割に変えました。ほんの少し、量を減らしましたが、満足度はそこまで変わらず、カロリーは減らすことができています。

ごはんもちょっとずつ減らせます。定食屋にいったら、必ずごはん少なめを頼みます。最初はちょっと物足りないかもしれませんが、その分ゆっくり食べたり、おかずを美味しく味わったりすれば、次第に慣れます。これで、確実に摂取するカロリーは減らせます。

このように、ダイエットと張り切ってガラッと食事内容を変えなくても、普段の食生活から、少しずつカロリーを減らす工夫をすることによって、だんだん体がそれに慣れていき、摂取するカロリーが減っていきます。それが習慣になってしまえば、自然と体重も落ちるし、ダイエットが苦にならず、リバウンドすることもありません。

まとめ

ダイエットというと、張り切って食事を思いっきり制限したり、急に運動を増やしたりするようなことをイメージしがちですが、それは一時的にうまくいっても、継続してやるのは困難です。それは、その人の意志の力が弱いとかではなく、人間はそのようにできているからだ、とも言えます。

なので、ダイエットでおすすめなのは、徐々に体を「少カロリー生活」に慣らしていく作業だと私は考えています。効果が出るのは数ヶ月かかるかもしれませんが、習慣が変わればそれを持続させるのは容易く、逆に太るほうが難しくなっていきます。ダイエットは長期戦で、自分の体に負荷をかけず、取り組んでみてください。

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