DTMやる人の『英語学習方法』を比較検討してみた

DTM

DTMソフトは英語だらけ

国内でDTMをやるにあたって、昨今は日本語環境がそこそこ充実してきています。主要なDAWソフトは日本語対応しているものが多く、日本語マニュアルもメーカー側が用意してくれているし、日本人ユーザーの解説記事や動画なども数多く出回っています。

一方で、現在主流のホストアプリケーションやプラグインはほとんどが海外製です。日本語対応されているものはその一部であって、その他多くのソフトウェアは英語ベースで販売されているのが現実です。また、国内で正規販売している多くのソフトが日本語対応されているとは言え、UI上の表記やプリセット、パラメーターの表記などはほぼほぼ英語です。DTMをやる上で、私達ユーザーが「日本語環境に依存している」状態では、作業効率が上がらないし、発展性のある音楽制作をしていけないのは自明です。

よって、DTMをやる日本人にとって「英語学習」は避けては通れない課題と言えるでしょう。そこで今回は、私の知る限りでの英語学習方法について、DTMユーザーとしてのスキルアップという目線で比較してみます。

方法1:受験英語に注力or復習

まずは、多くの人が経験している学校英語および受験英語についてです。現在学生であれば、その勉強に注力したり、すでに学生でない人は過去の受験英語を復習するといった方法になります。私はこの方法はかなり効果があると思っています。ただし、これだけで完璧とは言えません。

まずその理由として、学校や受験での英語は「読むこと」に最も重点が置かれているからです。私達DTMをやる人間にとってまず大事なのが「英語を読んでその内容を日本語的な意味で理解すること」です。ネイティブでない日本人は、英語を読んでそれを翻訳して理解するという作業が必要になります。この点において、学校英語の学習は(完璧とはいえないにしろ)ある程度合理的にできています。今学生の方ならば、受験英語はとりあえず頑張ったほうがいいですし、すでに就学を終えている人ならば、自分の学校英語の学習で抜けているところなどを復習するのもいいことだと思います。

注意点としては、DTMや音楽界隈で特有な「単語」や「表現」は、学校英語ではカバーしきれないという部分です。これに関しては方法4で後述します。

方法2:TOEICなどの検定試験

英語の学習方法として有名なのが、TOEIC、TOEFL、英検などの検定試験です。これらはビジネスにおいてもよく引き合いに出される資格試験ですので、参考書や受験者も多く、取り組みやすい勉強方法と言えます。

これについて、TOEICを2回ほど受けたことのある私からすると、DTMのための英語学習という点においては非効率だと考えています。これらの試験の内容についてそこまで詳しいわけではありませんが、英語のコミュニケーションやビジネスシーンでの使用を想定した内容が多い印象であり、DTMで登場する英語を「読んで翻訳して理解する」という目的からは遠くなってしまいます。全く無駄とは言えませんが、方法としてはあまりオススメできません。

方法3:英会話教室

英会話の教室で英語を学ぶというのも、私達が英語学習でイメージしやすい方法の一つです。

ただこれも明らかに、英語で人と対話することを目的とした学習方法であり、DTMで英語を活用するという目的からは遠くなってしまいます。もし、英語に慣れたいとか、海外の人とコミュニケーションをとって音楽制作をやるという目的ならば、これもアリです。

方法4:ネットを駆使した独学

ネットが発達した昨今の状況を踏まえ、DTMユーザーとしての目的を考えるなら、ネットを駆使して独学するというのが最も効率のいい英語学習方法だというのが私の考えです。これは何も目新しいことはなく、方法としてはひたすら知らない単語やイディオムをググるだけです。

この方法のメリットは、結果がダイレクトに手に入るということです。要は、英語で書いてあることが読んで理解できればいいので、その都度その都度言葉の意味を調べて覚えることを繰り返していけばいいという、至極シンプルな考え方です。また、これは決まった学習方法にない柔軟さもメリットです。言葉はとても曖昧なもので、辞書通りの意味が全てではないし、文脈や表現によってニュアンスは変わります。さらに、言葉の使われ方も時代によって微妙に変化していくものなので、変化の激しいネット社会においてつねに言葉の意味を考えておく姿勢は英語日本語問わず大切なものです。ましてや音楽界隈の文言なんてマニアックなものなので、Google翻訳にぶちこんでもすんなり意味が通る言葉が返ってくることは稀です。地味で泥臭くても、結局は自分で言葉の意味を探していく作業が王道かつ最短だというのが私の考えです。

ただし、これは「ある程度の英語力」と「自分で調べる能力」が備わっていることが前提です。方法1の学校英語の知識は最低限として必要ですし、そこで扱ってない範囲の音楽にかんする専門用語を自力で調べていくスキルも持ち合わせていないといけません。ときには英語のサイトや文献も参照し、「英語の意味を英語で調べる」ような方法を取ることもあります。学校や受験での英語でそこまでの学習方法を経験してきた人ならば、自力で独学してDTM関連の英語を覚えていく作業が最も効率がいい勉強方法となるでしょう。

まとめ

音楽について、日本語ですら専門用語のオンパレードなのに、DTMになるとそれが英語表記になるので、私達にとって二段階にハードルがあると言えます。「英語学習」と一口にいっても様々な方法がありますが、まずは学校や受験英語などの「読む」学習を馬鹿にせずしっかりやって、それから自分で地道に調べていく方法が最も効率的で確実だと思っています。日本語の情報ソースしか見れないとDTMの世界はとっても狭く、その中に留まるのは勿体ないです。ぜひ、英語の学習も継続しながら、このネット社会の恩恵を存分に享受してDTMを楽しんでみてはいかがでしょうか。

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