社会では常識な『道徳』の2段構成

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綺麗事だけじゃ世渡りできない

たいていの人は、小さい頃に『道徳』を教わります。

人として大切なこととして、例えば「電車やバスで席を譲る」とか「間違ってしまったら素直に謝る」とか「人を傷つけるようなことはしない」とかです。

基本的に人は自分勝手な生き物です。でも一人では生きていけないので多くの人と協力して生活していく必要があります。そんな社会で大切な考え方や規範が道徳です。

これを教えることはとても大切ですが、その裏で「道徳を守らない人がいる」こともしっかりと知っておく必要があります。道徳は大事である、ただし、それを守らない(守れない)人もいる。という二段構成で道徳を学ぶ必要があることは、ある程度社会経験のある人なら自然と理解できるでしょう。

相手に対して礼儀正しくすることは常に正しいです。でも、それは相手も共通の認識があってのこと。あまりに無礼な態度を平気でとるような人にはこちらもそれ相応の態度をとらなければいけません。誰にでも公平に接するのは大切ですが、あなたを利用したり何か奪おうとしてくる人に対しては扱いを変える必要があります。なぜなら、これらを弁えていないと、自分の身を守れないからです。

世の中にはいろんな人がいて、いろんな考えを持っています。道徳を身に着けていない人、道徳を知っていてもその大切さがわからない人、道徳よりも優先すべきことがある人など、ある程度の確率でそういった人と関わってしまうことは当然あります。道徳がない人に自分の道徳は通用しません。自分の身を守り、また自分の周りの人たちを守るためにも、「道徳が絶対ではない」ことを意識しておくことが大切です。

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