自作PCでDTM
DTMをやるにはパソコンが必要です。一昔前までWinかMacならMac一択だったものも、最近ではWindowsでも業務レベルで使用できるように環境が整ってきました。
以前にもDTMのための自作PCについて記事を書いていますが、今回はPCケースに絞って、おすすめの製品をご紹介します。
オススメ1:静音性重視
音に対して人一倍こだわりの強いDTMユーザーなら、音楽制作のときに他の邪魔な音はなるべくシャットアウトしたいものです。アパートの隣人?同居するお母さんお兄ちゃんお姉ちゃん?ペットのセキセイインコ?生活の中で騒音はいろいろありますが、PCから出る音も例外ではありません。パソコンは内部に熱を持つので、それを冷ますためにファン(小型の扇風機)がガンガン回ってます。
そこで、パソコンからの音をなるべく小さくする、静音性重視のあなたにオススメしたいのが、「ANTEC P7 Silent」です。すごくシンプルな見た目ですが、ケースの中に遮音パネルを採用していたり、ハードディスクやファンの振動をおさえるようなゴムのスペーサーがついていたりと、細かいところで静音性に配慮した設計になっています。値段もリーズナブルで、ケースも大きくパーツも組み込みやすいので、余計なことは不要で静音性だけ欲しい人にはオススメなケースです。
オススメ2:省スペース重視
DTMをやるには、キーボードやマウスの他に、MIDI鍵盤、フィジカルコントローラなど様々なものを机に置くことがあります。さらにギターやベースを弾く人は、楽器類も近くに置いておきたいものです。PCケースが大きすぎると、その分他のものを置くスペースが狭くなってしまいます。
そこでおすすめなのが、徹底的に省スペースなケースです。「RAIJINTEK METIS PLUS」は、コロンとした四角いデザインで、角は曲面になっていておしゃれな雰囲気です。カラバリも豊富です。マザーボードが通常のATX規格だと大きすぎて入らないので、Mini-ITXという規格のものを選ばなければいけませんが、それ以外についてはパーツを選ぶ余地が残っているのも魅力。PCケースは大きいと圧迫感がありますが、これならそうした視覚的なデメリットが解消されます。
オススメ3:デザイン重視
音楽を演る人にとって、持ち物の見た目もけっこう重要な要素です。自分の好きな色、形の持ち物に囲まれていると、自然と気分も上向きになります。なので、長時間のDTMの作業のときに近くにあるPCケースも、なるべくおしゃれなデザインのものだと嬉しいです。
ただ、デザインの良し悪しは、結局は人の好みの問題です。PCケースは様々な種類があるので、そこから自由に選ぶのがいいと思います。あくまで私の独断と偏見でオススメなのが、「Era ITX FD-CA-ERA-ITX」です。こちらはMini-ITXのみに対応する小型PCケースで、かつデザインが高級インテリアを思わせる美しい流線型、木製の天板など、デザイン性が高いのが特徴です。内部がかなり狭くなるので使用できるパーツは限定されてきますが、見た目にトコトンこだわりたい人にはとってもオススメです。
まとめ
自作PCの醍醐味は、自分で好きなパーツを選べることですが、中でもPCケースは一番目立つ部分です。大前提として、作業に必要なスペックを備えたパーツ構成をふまえた上で、それが収まるケースを選んでいくことになりますが、その際の基準も「静音性」「省スペース」「デザイン」など色々な軸があります。自分にとって何が大事かを見極めて、お気に入りの一台を製作していただければ幸いです!
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