自作PCってゲームやるためのもの?

パソコン

ゲームについての情報が圧倒的

いわゆる自作PCというのは、正確に言えば市販のパーツを組み合わせて作るパソコンのことです。工程自体は、数点のパーツを選んで、適切なケーブルを接続し、ケースに組み込んで、ソフトをインストールするだけなので、編み物とかプラモデルよりも作業自体は簡単です。

私は10年ほど前から、DTMのためのパソコンとして自作PCを選択してきました。理由は、高スペックなマシンがより安価で手に入るからです(ただし現在は既製品、BTOと値段自体は変わらないか、むしろ安かったりもする)。そのためにパソコン専門の量販店でアルバイトをして、詳しい人からアドバイスをもらったり市場の動向を探ったりしていました。

その頃からずっと思ってたのが、「自作PCやる人って、みんなゲーム目的なの?」ということです。自作っていう専門的な領域になればなるほど、やれ最新のゲームがどれくらいのfpsで動くだとか、定番のゲームでのベンチマークがどれくらいかとか、ほぼほぼPCゲームに関する情報に偏っています。まるで、「自作PCやる=PCゲームをする人の領域」みたいなイメージです。パソコン専門店の陳列もそうだし、自作関連の雑誌やネット記事もゲームに関する情報が圧倒的です。

私はごく一般的な程度で家庭用ハードのゲームを遊んできた感じで、PCゲームも触れず、大学以降はほぼ全くやる気もありませんでした。音楽制作の仕事をしたいと思ったとき、「Macじゃなくてもできる、Windowsで自作すれば高スペックで安く作れる」という前提で自作をはじめました。なのに、自作PCに関することを調べ始めれば、右も左もゲーム、ゲームで、「知りたいのそこじゃないんだよな・・・」と思っていました。

2021年現在では、パソコンの全体的な性能も向上して、動画編集や音楽制作などのクリエイティブ系のソフトの認知度やユーザーもぐっと増えたような印象です。自作PCでそれらをやるニーズも増えているようで、その手の情報は以前よりも多いですが、それでもなお未だにゲーム関連の情報の量が圧倒的です。これは私がゲームに馴染みがないだけで、世の中的にはゲームをする人のほうが多数でニーズがあるからだと認識しています。

コロナを期に巣ごもり需要が伸びてゲーム市場も賑わっているようですが、コロナが収束すればこれも収まっていくのでしょうか?一方で近年はGAFAやNetflixなどのイケイケ巨大企業がゲームに参入する動きを見せていますし、むしろ、ゲームがより一般的に広がりを見せるのでしょうか。いずれにせよ、スマホが普及してより高性能化しても、パソコンでできることの優位性はなくなることはないでしょうし、ゲーム以外のクリエイティブ系の需要も増えていくと私は予想しています。今なお「自作PC=ゲーム」みたいな印象が強いと感じていますが、「そんなことないぜ!」とDTM自作PC派の私は訴えていきたいと思っています。

(自作PCでDTM用マシンを組む際の参考記事はこちらを御覧ください)

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