ルールに従わないのは悪いやつ?

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悪いやつが作ったルールも従うべきなのか

ルール。世の中にはいろいろなルールがあります。

常識のある大人なら、子供の頃から様々なルールを覚えさせられ、それによって社会が成り立っていることを理解して生きています。なので基本的にみんなルールを守ります。ルールを守らない人は悪者扱いされ、場合によっては制裁があったりします。

では、世の中のひとはみんな、ルールに従うべきで、従わないやつは悪いやつで、世の中から一掃しなくてはいけないのでしょうか?そうすれば、みんながこの社会を平和に成り立たせられるような気がしなくもありませんが、果たして本当にそうなのでしょうか?

そもそも、ルールとはなんでしょうか?家庭では、食事の前に手を洗っていただきますを言う、というルールがあったりします。学校では廊下を走ってはいけない、というルールがあります。街に出ると、道路では車や自転車は左側を走行しなければいけないというルールがあります。会社は上司の指示に従うとか、領収書を切っていい飲食の条件とか、いろんなルールがあります。このように、世の中至るところルールだらけです。そしてこれらは例外なく、誰かが、何かの目的で作ったルールです。

つまり、ルールを作った人が、みんなが納得できる正しい理由で、正しい目的のために作ったルールなら、みんながそれに従う意義があります。一方で、ルールを作る人が、変な考えを持っていたり、目的に対するアプローチが間違っていたり、そもそも目的が間違っていれば、そのルールに従うことの蓋然性が薄れます。

このように、私達を取り巻くルールは絶対的なものではないので、一人ひとりができるだけその意味を考えることが大切です。しかしながら、自分で考えて意味がないと思ったルールでも、社会全体としてはそれを守る意義があったりするので、私はルール破りを手放しで推奨するスタンスはとりません。

さて、理不尽な部活の先輩や会社の上司の命令に従うのは何のためなのでしょうか?原付きは時速30km以下で走る必要性はあるのでしょうか?飲食店を時短営業したりお酒を出さなかったりすることによってどのくらい命は守れるんでしょうか?不要不急の外出が制限されて空いた時間に、これまで当たり前に従ってきたことを、一度考え直してみるのもいいんではないでしょうか。

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