日常生活のジャスト・イン・タイム

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食料品と日用品のムリ、ムラ、ムダ

「冷蔵庫には賞味期限の切れた食材が・・・」

「足りないと思って買い足したシャンプー、実は買い置きがまだあった・・・」

「いつのまにか歯磨き粉を切らしていて、買うのを忘れてしまっていた」

日常生活でこんな経験をしたことはないでしょうか。

私達の日々の生活と買い物には、頻度の高いものと低いものがあります。車とか家とか高級ギターなんかは、そんなにしょっちゅう買う人は多くないでしょう。しかし、食料や日用品はどんどん消費するため、定期的に買い足します。こうした頻度の多い買い物では、ついつい余計に買いすぎたり、逆に必要なものの買い足しが抜け落ちたりしてしまいます。

必要なものが必要なときにないのは困る。だからといって、大量に買い置きしておく場所もないし、食品は日が経てば悪くなってしまう。そのため、こうした食料品や日用品は、効率のよい仕入れ(買い物)と在庫管理が大切だと言えるでしょう。

とはいえ、仕入れと在庫管理なんて、そんなに簡単なものではありません。様々な企業が取り組み、これまでのノウハウを蓄積し、それをこなせるプロフェッショナルな人がいるからこそ、今の便利な世の中では効率のよい流通の仕組みが実現できています。

それならば、日常生活ではそこまで考える必要がないのでは?確かにそう割り切るのもアリです。ただ、それによって家に余計なものが増えたり、必要なときに必要なものがなかったり、使いきれずに捨ててしまって勿体ないことをする・・・というのを回避するなら、「ジャスト・イン・タイム」でムダをなくす工夫をする必要があります。

手軽に実践できる方法としてまずオススメなのは、「買い置きをしない」ことです。よく、スーパーや通販では日用品のセールをやっていたり、複数個をパックにしてオトク感をだす売り方をしていますが、あれを敢えてスルーし、「なくなったら買い足す」を徹底することです。また、買ったものについても、かならず奥深くにしまいこまず、常に目に見えるように保管することもコツの一つです。冷蔵庫に食品を入れるときは、買ってきたものを奥に、すでにあるものを手前に置くように気を使い、さらに賞味期限のラベルが見えるように向きを調整すると、期限の近いものから消費する意識が生まれます。

日常生活において、食料や日用品などは不可欠です。ないと困る、しかしありすぎても困る、常に自分にとっていい供給量を確保するというのは存外難しいものです。また、それに問題を抱えていると時間や思考のムダも生じます。今やお金だけでなく、時間の節約もQOLを上げる上で大切だとされているので、小さな気付きや習慣で暮らしをアップデートしてみてはいかがでしょうか。

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