割れた意見から新しい見方が生まれる

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矛盾することをどう解釈するか

他人と意見が別れたときにはどうするのが正解なんでしょうか?

小学校のクラス委員から会社の会議、さらには日本の国会まで、私達の身の回りでは絶えずその調整の場面が繰り返されています。

また、自分の中でも意見が割れることがあります。

新しい場所に出かけるときに、電車がいいのかタクシーがいいのか。ダイエットのために夜は控えめにしたほうがいいのかプチ断食してよる以外を減らすのか。こういった選択と判断も、個人レベルで常に繰り返されています。

このように、意見や考えは、他人同士で割れたり、自分のなかで矛盾してしまったりすることがよく起こります。そのとき、どうしても決めなきゃいけないときは、他人を説得したり、多数決で強制的にどちらかに決めたりすることもあるでしょう。すぐ決める必要がなければ、先送りにしてしまうことだってあります。これはどちらか一方の意見を採択するという性質と、もう一方の意見を排除するというネガティブな側面もあります。

ここで覚えておきたいのは、こうした対立する意見の解決策として別の方法があるということです。それは、Aという答えでも、Bという答えでもない、Cという新しい答えを発見することです。

例えば、ある人は机の上にあるものを指差して「これは三角形の物体だ」と言ったとします。別の人は、同じものを指差して「いや、これは四角形の物体だ」と言ったとします。二人は同じものを指しているのに、見え方が違っていて意見が別れてしまっています。ではそれは、三角形なのか四角形なのか。どちらかに説得する方法もあるし、他の人をあつめてどっちに見える人が多いか多数決をとるのも手です。しかし、その物体を全員でもう一度いろいろな角度からみてみるとどうでしょう?じつはそれは、三角柱の物体で、ある一方から見れば三角形だし、別の角度から見れば四角形に見えるだけだった、というオチです。これが、A(三角形)という答えでも、B(四角形)という答えでもない、C(三角柱)という新しい答えを発見するということの概念です。

もちろんすべての出来事にこれが当てはまるとは限りませんが、AかBかで悩むようなときは、視野を広げると別の答えがある、ということを頭の片隅に入れておくと、思わぬ場面で役に立つと思います。ぜひ参考にしてみてください。

(ハンターハンターのトリックタワーがいい例です)

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