安易な買い溜めは無駄遣いの元

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買っておいても結局使わなくなったものを処分する悲哀

普段、食品や日用品などの買いだめってどれくらいしてますか?

ネットやメディアで取り上げられるミニマリストなんかは全然買いだめせずその都度買ったりしていますが、多くの人は必要なものをある程度買い置きしてると思います。

でも気づいたら、棚や冷蔵庫の奥深くには、何年も使ってないプラ容器、調味料、文房具などなど・・・有効活用できずに捨てていく運命になるのは悲しいです。そのときは必要だと思って買っておいたのに、なぜ使わなくなってしまうのでしょうか?

例えば、私が買いだめで失敗した例として、整髪料の「ワックス」があります。何年か前の話です。わりと短髪でも猫っ毛でなかなか髪型をキープするのが難しい私は、いろいろな商品を試して、「デューサー」というものが一番自分に合うことを発見しました。

これで嬉しくなってしまい、「もうデューサーしか勝たん!」と、最安で売っている店を見つけてまとめ買い・・・したのはいいのですが、ワックスなんてそうすぐに減るものではありません。そして気づいたら、自分の髪型の好みは変わっていき、『サイドと後ろを全ゾリしてオールバックで後ろで結ぶスタイル』になってしまいました。当然、ワックスはお役御免です。お気に入りのデューサーたちは未開封のままお蔵入りすることになってしまいました。。。

このように、「未来にそれが自分にとって必要になるか」を正確に予想することは難しいです。そのために、未来に使う消費財を買い溜めしておくのはリスクの高い行動と言えます。人間には「損失回避」という思考の性質があって、「この先ほしい時に買えなかったら困る。だから今買えるうちにできるだけ買っておこう」という心理が働くようになっています。なので、ついつい無駄に多く買い溜めしてしまうものです。昨年のコロナでの買い占めのような極めて特殊な状況を除き、物流や小売が発達した現在は大抵の必需品や消耗品は安定して入手することが可能です。ものが貴重だった時代の考えを尊重すると、逆に損をすることに繋がりかねません。世の中の状況や、自分の周りの環境は絶えず変化し続けることを前提に、必要なものは、短いスパンで最小限に留めて買っておくと、モノから開放されるよりスマートな暮らしに繋がります。

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