言葉を覚えるにはやっぱり”量”
私は学生時代はわりと勉強を頑張ってきた方です。大学受験も一般入試でセンター試験、二次試験とすべて筆記でクリアしてきました。その中で、特に強みだった教科が英語です。英語が他の教科に比べて得意だった理由は、「音楽由来で英語に触れる機会が多かった」からだと思っています。
学習方法とその結果を語る上で、その人がどのような環境で育ち、教育を受けてきたかという前提はとても大事です。私は日本生まれの日本育ち、両親は日本人です。海外生活の経験もありません。その他特別なものとしては、小学校入学前に公文式で1年程度、英語をやっていたように記憶しています。本格的な英語の学習は、中学校1年の授業から始めました。
特に学習塾などにも通わず、基本的に学校の授業だけで英語の勉強を続けてきた私ですが、おそらく人と違うことをしていたのは、「洋楽を聴いて深堀りする習慣」だったと思います。中学2年でエレキギターをはじめたこともあり、昔のハードロックや当時流行ってたパンクやメロコアを聴いてた私は、曲をギターでコピーして演奏するのはもちろん、歌詞も深堀りして聴いていました。ディープ・パープルやオフスプリングの歌を聞きながら、歌詞カードをみて、発音を真似し、和訳サイトを探し(その頃からインターネットはかなり自由に使えました)、わからなければ辞書で単語の意味を調べる。こういったことを、誰に言われるでもなく、趣味的に繰り返しやっていたので、英語に対する抵抗感はそこで随分少なくなったように思います。
学生時代には強制的にやらされていた英語も、大人になって、「やっぱりできたらいいな」と思うタイミングは必ずきます。どうせ勉強するなら、ストレスなくできる方法がいいに越したことはありません。そこで、音楽が好きな方であれば、「好きな洋楽」の歌詞を深堀りして聞いてみてはいかがでしょうか。英語の勉強になるのはもちろん、その音楽をもっと深く知れるようになると、大好きな音楽に新たな発見がきっとあると思います。
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