▼目標はやり遂げるもの?
ある目標を掲げて、最後までそれに向かって頑張るのって、素晴らしいですよね。
でも、必ず最後までやり遂げなければいけない訳ではありません。
むしろ途中で変えてもいいんです。
その理由を説明します。
▼やり遂げることがいつも正しいのか
人間には、現状維持をしたがる性質があります。
一度目標を設定すると、そこを変えるのに抵抗を覚えてしまいます。
なんなら、自分自身がそれによって変わることを、本能的にストップしてしまっているものです(これをホメオスタシス効果といいます)
なので、間違った目標設定は変えなければいけません。
でも、目標って間違ってしまうものなのでしょうか?
▼目標設定は、『間違ってしまうもの』
例えば、あなたはうどんが大好きで、東京でNO1のうどん屋を作りたいとします。
NO1のうどん屋になるためには、味、知名度、売り上げをあげる必要があるとします。
味には自信があります。おそらく、都内でNO1です!
知名度・・・SNSを使う?よくわかんないけど、とりあえずフォロワー1000人を目指します!
売り上げ・・・・、まずは一日に20万円、一食500円なら400食を売ります!頑張ればそんくらい売れると思います!
さぁ、この目標設定をしました。
これって、何を根拠に決めましたか?
「おそらく」「よくわかんないけど」「頑張ればそんくらい」って言うのが根拠ですよね。これって、うまくいくかもしれないし、そもそも無茶な計画かもしれません。
実現可能な目標設定というのは、とても難しいです。これらは、実際にお店を経営しながら、いろんな情報を仕入れながら、適宜アップデートしていく必要があります。
▼目的のために目標があり、目標を達成するのが目的になってはいけない
上記の例なら、目的は『東京NO1のうどん屋』になることです。
SNSでフォロワー1000人達成したら終わりじゃありません。それが、東京NO1と定義した目的に合っていなければ意味がありません。
目的達成の手段として、目標は定期的に見直していくのが正しいです。
そして、見通しが立てば、それに向かってひたすらやるだけ。
その先に、目的の達成が待っています。
▼目標以外にも、現状をどんどん変えろ
職場、学校、交際相手、住む場所、人間関係、
「違うな」と思ったらすぐ変えるべきです。
変えにくいものを変えても、「あなたはあなた」で、変わりません。
変えなかったら、目的と違うものに固執し続けることになります。
それは、必ずあとになって「後悔」という形で残ります。
私は、大学を卒業したあと、惰性で大学院に進学しました。
特に研究がしたい、勉強を続けたい訳ではなかったけど、
「とりあえず進学しておけば、イイ感じに就職したりできるのかな」
くらいに考えていました。
全く違いました。
就職して働きたい訳ではなかった。
音楽がやりたかったんです。
だから、
「これ、なんか違うな」
と思って、周囲の反対を押し切って、大学院を中退し、フリーターからミュージシャンへの道をスタートさせました。
そのおかげで、今は人生で一番、本当に自分のやりたいことができているし、自分らしくいられていると思います。
(これからもっと、自分のやりたいことをやっていきます!)

人の言葉ではなく、自分の意思で、その時と将来を見据えて、
現状も、目標も、どんどん変えましょう。
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