DTM初心者の作編曲入門

DTM

パソコンで音楽を作る

作曲というと、とても専門的でセンスが要求されるように思われがちですが、どうも昨今では「誰でもできる趣味」として注目されているようです。

確かに、例えばお風呂場で思いついた鼻歌も立派なオリジナルの作曲です。ただそれだけでは人に聞いてもらうことは難しく、何らかの形で保存(録音)し、アレンジ(編曲)を付け加えて仕上げることで、楽曲が完成すると見做すことができます。

そして今は、高性能なパソコンが安く手に入り、録音する機材などもとても安くなっています。ブログやYouTubeなどで作曲の情報はたくさん出回っているし、かなり低い導入コストでDTMを始められます。

DTMで作編曲をはじめる手順

機材を揃える

まずは機材を揃えます。今パソコンを持っていなければ、新しく買います。(古いパソコンでも使えるかどうかは、購入から5年程度が目安です)予算に余裕があればMacをおすすめします。

次に、作編曲のためのソフトを導入します。Macであれば、最初に入っているGaragebandで十分です。その他のソフトは、初心者へは単体のソフトを買うのではなく、オーディオインターフェースにバンドルされているものを使用するのをオススメしています。

オーディオインターフェースはまず確実に必要な機材です。DAWソフトは安いもので1万円程度の導入版が売っていますが、これらはたいてい有名なオーディオインターフェースに付属しているので、ソフト単体で買う必要はありません。

セットアップする

DTMをやるうえで、最初の関門がここです。大変むずかしいですが、トラブルが起きても焦らずじっくり取り組んでください。私も過去何度もうまく行かないことがありました。

具体的な方法は、使用するPCや機材によって異なりますが、まずは説明書をしっかり読むことが大事です。そして分からないことがあったら、こまめにググって調べます。周りに教えてくれる人がいればいいのですが、独学で進めるならここは頑張ってください。

音を並べる

難しいことは考えず、音を並べていきましょう。方法は大きく分けて2つあります。まずは、MIDIノートを並べてインストゥルメント(コンピュータ上の楽器をシミュレートしたもの)を鳴らすこと(これがいわゆる打ち込みです)。次に、オーディオサンプル(ループ)を直接並べること。どちらもメリット、デメリットがありますが、やりやすいものを適宜組み合わせてやっていくことをおすすめします。

録音する

DTMの中で、ちょっとレベルが上がるのが、「録音」です。自分の歌をマイクで取り込んだり、エレキギターの演奏をライン入力でとったりすることが多いと思います。手順としては、まず録音トラックをDAWに立ち上げ、マイクやギターをオーディオ・インターフェースに接続し、入力レベルを整え、モニター(試聴)環境を整え、テイクを重ねる(録音する)という流れになります。入門書などにこのあたりの方法は詳しく書かれていますので、本屋さんや楽器屋さん、電子書籍などでいろいろ探してみてください。

書き出す

DAWソフト内で音を並べたら、それを書き出して完成です。mp3という形式が一番手軽に使えるのでオススメです。書き出したオーディオファイルを確認したら、YouTubeにあげるなりSNSで発表するなり、友達に聞かせるなりライブで使うなり、楽しさ無限大です!

ちなみに本当は、書き出す前に「ミックス」と「マスタリング」という手順があります。ですがここは初心者にはメチャクチャ難しくて奥が深いところなので、最初は気にしないでいいと思います。段々慣れてきたら、「歌だけやたら音がでかい」とか「ドラムがのっぺりしてる」とか「迫力がない」とか、不満点がでてきます。ミックスやマスタリングでそれを改善できる可能性があるので、そこからどんどんと研究を重ねて音を磨いていくことになります。

まとめ

誰でも鼻歌が歌えるなら、それを膨らませて「作曲」までしてみたいと思うはずです。

今は機材が手頃で便利になっているので、比較的かんたんにDTMを始めることができます。

大まかな手順を踏まえれば、一応形にはなります。実際、そこからどう追求していくかが難しく、奥が深く、音楽を制作する醍醐味でもあります。

ぜひ、DTMを始めようと思っている方は参考にしてみてください!

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