高いギターって必要?
ギターの値段はかなり幅があります。
新品で、安いものだと1万円以下で買えてしまいます。
だいたい20万円を超えると「ハイエンド」の部類に入ります。
ヴィンテージで希少価値が高かったり、高級なパーツや希少な木材、特殊な加工を施したギターなどは100万円を超えることも珍しくありません。
高いギターが欲しくなる理由
ここからは、なぜ私達が高いギターに魅力を感じ、欲しくなってしまうのかを考察します。
音がいいギターがほしい
ギターは楽器です。音を奏でるためのものです。ギターから出る音は、ギターによって違います。安いギターは安っぽい音がし、高いギターはとても高級でいい音がする。ならば高いギターを買う理由にはなります。
でも果たして、高いギターは、高級で良い音がするのでしょうか?そもそも良い音と悪い音の違いはなんでしょうか?ブラインドテストをして5万のギターと50万のギターの音の違いを聞き分けることができるのでしょうか???
見た目のいいギターがほしい
ギターはとても美しい楽器です。実に様々な色や形のモデルがあります。安いギターはシンプルな作りなものが多い一方、高いギターはとても美しい木材を使っていたり、綺麗な塗装がされたり、ヴィンテージ風の使い込まれた加工がかっこよかったり、ブランドのロゴがおしゃれだったりします。この見た目が必要なら、高いギターを買う理由になります。
ただしこれはあくまで見た目の話であり、音を奏でる楽器の機能としては重要度は低いとみなすべきでしょう。
希少なギターがほしい
1950年代から現在の形のエレキギターは生産され続け、70年経ってもほとんどその機能や構造は変わっていません。昔のギターで今でも現存するものは希少価値が高く、値段もそれに応じて高くなります。また、著名なアーティストが使用していたギターなども、世界でそれは一本しかなく、希少価値が高くなります。このようなギターがほしければ、高いギターを買う理由になります。
たしかに、ギターは一本一本音が違います。昔のギターは特有の音がするものです。でも果たしてそれが今のものと比較して、いい音かどうかは別問題です。
目立ちたい
高いギターを所有していると、それが分かる人には注目されます。ライブ会場ではみんな楽器に注目します。SNSで映える写真をとればいいねが集まります。それが目的ならば高いギターを買う理由としてはすごく意義があることになります。
自慢したい
人より高価なものを所有していると、自慢になります。これはギターに限らず、家でも車でも時計でも同じです。そういった目的で高いギターを買うのは大いにアリです。ただしギターの価値が分かる人じゃないと自慢にならない点は注意したいところです。
自分の下手さをごまかしたい
ギタリストとして上手な人は、演奏すれば一目おかれます。これは1万円の初心者ギターでも50万円のハイエンドを使っても、その人が上手ければ注目されます。
仮に、自分の実力にコンプレックスがる。でもギターを弾く人間として周りから承認されたい。こうした願いを持ったとき、お金で叶えてくれるのが高いギターです。「あのウン十万するギターを持って弾いているギターのあの人ですよね!?」そうやって周りから承認されることは可能です。その目的として高いギターを買うのは有効な手段でしょう。
まとめ
上記以外にも様々な理由が出てくると思いますが、どれも自分にとって「大切な理由」だと感じるならば、高いギターを買う絶好のタイミングだとおもいます。
もし「くだらない理由」だと感じるならば、他のことを考えるのに時間と頭を使ったほうがいいでしょう。
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(余談ですが、サウンドハウスのギターのラインナップ、どうもかゆいところに手が届かない・・・。)
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