ありえな〜い!『あり得る(ありえる)』は文章的にはNG?!

My Voice

注意したい日本語の使い方

世界にはいろいろな言葉があり、その言葉自体も長い時間をかけてどんどん変化していきます。むしろ、コミュニケーションツールが発達しまくっている現代では、「若者言葉」に象徴されるように、その変化も加速していて、まるで言葉は生き物です。

言葉の読み方と意味が重要なのは、私達がお互いにコミュニケーションをする際に、共通認識としてもっておかないと困ることがあるからです。子供のおつかいで「カレイ(魚)を買ってきて」とお願いして、その子供が鰈を知らず、カレーライスの「カレー」と勘違してしまったら、おつかいは失敗です。だからこそ、文字や言葉や読みを覚えることは重要であり、間違った使い方には気をつける必要があります。

よく話題になる例として、「あり得る」という言葉があります。「可能性がある」とか「あっても(起きても)なんら不思議ではない」といった意味です。これを「ありうる」と読む人もいれば、「ありえる」と読む人もいるでしょう。一体どちらが正しいのでしょうか?両方とも合っているのでしょうか?

「あり得る」は「ありうる」?「ありえる」?
「ありえる」は1割で「ありうる」が4割、どちらでもという人も4割でした。「うる」が本来の形ですが、文脈によっては「える」が自然な場合もあり、「あり得る」と漢字書きで読者に読み方を委ねる対応も有効でしょう。

上記のサイトによれば、本来の日本語としては「ありうる」というのが正しいそうです。ですが、口語(話し言葉)では、「ありえる」という方が自然だとされています。ややこしい話ですが、ただしく使い分けしないと意味が伝わらなかったり、「言葉をよく知らない」と見做されてしまう可能性があるので注意が必要です。

こんな、ほんの少しの読み方の違いだけで、意味が通じなかったり、間違いを指摘されたりしてしまうなんて、「そんなのありえな〜い」と言いたくもなってしまいますね。言葉って難しいと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました