『映画ヒーリングっど♥プリキュア ゆめのまちでキュン!っとGoGo!大変身!!』ネタバレありレビュー

映画

プリキュア映画最新作

プリキュアシリーズの映画最新作を観てきました。

私は今年の2月に入ってプリキュアをはじめて観て以来、すっかりハマってしまいました。現在放送中の「トロピカル〜ジュ!プリキュア」(トロプリ)はもちろん、過去作も順に色々観ていっています。

今回の映画は、昨年放送された「ヒーリングっど♥プリキュア」(ヒープリ)と、2007年放送の「Yes!プリキュア5」のコラボ作品となっています。同時上映の短編がトロプリの作品となっていますが、私はヒープリも5も観ていないので、ほぼ完全に知らないキャラの映画でした。それでもめちゃくちゃ楽しかったです。

今回は、そんなプリキュア初心者のわたしが観た感想を、内容にも触れつつ綴ります。

全体的な感想(※以降、ネタバレを含みます)

まず、とても面白かったです。どのくらいかと言うと、「ソードアート・オンライン」の劇場版と同じくらい面白い映画でした。

夢を題材にした王道のストーリー、東京の有名な場所をロケーションにした臨場感、本格的なバトルものアニメ顔負けのアクション、登場人物たちの華麗な変身と劇場版オリジナルの衣装、感動的なテーマソングなど、どれをとっても一級品のアニメ映画と言える出来栄えでした。

私は、「ハルヒ」とか「けいおん!」とか「まどマギ」あたりからアニメファンとなって様々な作品を観てきました。そんな中でも間違いなくトップ10には入る満足度です。ほとんどの登場人物を知らず、前提知識がほぼない状態でこれだけ楽しかったのには自分でもびっくりしています。一応、女児向けのアニメ作品というスタンスではあるものの、クオリティに一切の手抜きがないスタッフさんの職人技を感じさせられました。何より、主役の悠木碧さんはじめ演じている声優さんも豪華で実力があり、見事な説得力をもった映画に仕上がっています。

個人的にツボったポイント

私が個人的に楽しめたのは、声優さんの起用とその演技です。

今回のメインの敵である「エゴエゴ」は高木渉さん。コナンやビーストウォーズなど小さい頃見ていたアニメですっかりお馴染みの声ですが、以前プリキュア5でブンビーという敵役でもご出演されていました(カメオ出演していましたねw)。今回もかなり手強い敵ながら、どこか憎めない感じが出ていてとてもよかったです。

主役の花寺のどか役の悠木碧さんは、まどマギのまどかのような、芯が強く慈愛に満ちたヒロイン像を表現されていました。改めて、幼女戦記のターニャとかと比べるとその幅に驚かされます。そしてヒープリメンバーの風鈴アスミ役三森すずこさんは、ラブライブシリーズでさんざん聴いてきた安心する声で、さらに「です、ます調」の丁寧語だから余計に海未ちゃんっぽさが溢れていて俺得でした。

また作品のテーマについて、「夢」と「エゴ」がありますが、これはまた大人の私達にも考えさせられる内容となっています。今回の映画で問題を引き起こしたのは、夢の力を集めて大きな力を得ようとする天才科学者の「夢」であり、それは同時に自分の娘だけを救いたいという「エゴ」でもあります。私達には誰しも、叶えたい夢や欲しいものがあります。でもそれは自分だけがよければいいという独り善がりの「エゴ」なのか、その夢が誰かにいい影響を与える「夢」であるのか、時に見失うこともあるでしょう。個人が自己の利益を最優先にすれば、世界の富が増えていくというのが、今の世の中の大半の考え方の基本です。しかし私達が何かに夢中になったとき、直接的でも間接的でも、誰かに与える影響は必ずあるものです。それを無視していいのかどうか、誰もが考えるべきことなのではないでしょうか。

まとめ

これは映画館で観れて本当に良かったと思っています。

子供だけでなく、どんな世代の人にも楽しめる上質なエンタメ作品です。

私はヒープリも観てなかったし、プリキュア5も観ていませんでしたが、それでこれだけ楽しめたのだから、リアルに観ていた人にとってはさぞ喜びも大きいことだと思います。プリキュアもあと数年で20周年を迎えるということなので、これからもこうしたコラボに期待ができます。私も早く過去17作品(800話以上あります・・・)のTVシリーズと映画を観て、これからの展開を楽しみにしたいと思います。

ちなみに、アマゾンプライムビデオで、過去作はラインナップされています!定額でお得に見るならぜひ!

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