考え方の発見

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事実と認識

いま、あなたの目の前には、透明なコップに半分の水が入っていたとします。

この水をみて、あなたはどう『認識』するでしょうか?

「水がまだ半分も残っている」「水はもう半分しかない」「水なんか入ってても入ってなくても関係ない。酒を寄越せ。」このように、水が半分入っているという『事実』に対して、様々な『認識』の仕方があることがわかります。

私達のまわりには常に様々なことが起きます。それに対して、大抵は決まった考え方をしてしまうものです。「給料が25万円」だとしたら、それが「25万円ももらえる」と思うのか、「25万円しかもらえてない」と思うのか、人それぞれです。ですが、25万円をもらえるという事実自体は変わりません。

ここに、私達が日々の暮らしや人生をよりよく変えるヒントがあります。考え方さえ変えることができれば、身の回りの多くのことは、自分にとって都合良くも悪くもできてしまいます。ただし、考え方を変えることを阻むものもあります。それが「常識」や「世間体」です。これらは自分以外の人たちが作り上げた『認識』の集合体であり、無意識のうちに人はその考え方に染まってしまうものです。

常識の中に自分を埋めて、波風をたてない生活が心地よい人もいるでしょう。逆に、常識の中で自分を圧し殺すのが窮屈でたまらない人もいるでしょう。どちらも正しいし、どちらを選ぶかは人それぞれです。普段、なんとなく生きづらさを感じているときには、「自分はある一定の考え方」を使っているという認識があると、それを少しでも改善する役に立つはずです。

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