視野を広げる手段

My Voice

いろいろなことを知っていたほうが人生ラクになります

なにか新しいことを学ぶのに抵抗を感じる人は多いと思います。多くの人は学校教育でやりたくもない勉強を無理矢理させられてきた経験があり、「勉強=しんどくてつまらないもの」と考えてしまいがちです。しかし学校での勉強なんて所詮は決められた範囲の狭い知識であり、世の中で生きていくのに役に立つ知識はもっと幅広く、面白いものがたくさんあります。それを知っているかいないかで、人生のラクさ、シンドさも大きく変わってきます。知識が少ないために、人生での様々な選択でしんどいものを選び続けないためにも、視野を広くするための学びはとても有効です。

では、そのための手段について考えてみます。まず手っ取り早いのは、本を読むことだと思います。自分が気になる本、人に勧められた本、いま売れている本、とにかくなんでもいいので新しい本を読むと、視野が広がります。

また、普段見聞きする情報媒体を変えるのも、視野を広げる手段として有効です。テレビだったら普段見ない番組をみたりしてもいいし、普段テレビ以外あまり見ないなら、ラジオを聞いたり新聞を読んでみるのもありです。ネットも普段みてるサイトとは違うところをみたり、SNSもぜんぜん違う界隈の人をフォローしたりするのもいいでしょう。一気に変えるのは大変なので、一日のうち数分とか、一週間に一回とか、「ほんの少し違和感がある」程度にしておくとストレスが少なくなります。

エンタメでも視野を広げられます。漫画でも映画でも音楽でもアニメでも、たまーに普段見ないジャンルを見聞きしてみるのはとても刺激になります。馴染みがないものに触れるのは誰しも抵抗があるものですが、嫌だったらやめればいい、というお試し感覚で大丈夫です。

なぜ視野を広く持つことが大事かと言うと、自分の考えの偏りに気づき、それによる失敗を減らせるからです。多くの人がよく間違えてしまうのが、「自分と他人が同じような感じ方や考え方をする」という意識を持ってしまうことです。世論調査とかでも、割合が一番多い意見と自分の考えが合っていたらホッとするし、違っていたら不快になります。一般的に私達は、他人と共感することはとても心地良いもので、だからこそSNSは、共感を可視化して人々を熱中させます。このように、自分の考え方はそもそも偏りがあるということを自覚していないと、ついつい自分と同じ感覚のものしか受け入れられなくなり、結果としてそれが間違ったものであるときに気づきにくくなってしまいます。

昨今「多様性」という言葉がよく聞かれますが、そんなものはもともと人間が持っているもので、今まではそれを押し殺して皆一様であることが望ましいとされていた、歪んだ価値観の世の中だったとも言えます。自分にとっても、自分以外の人にとっても生きやすい世の中になって、ラクな人生を歩めるよう、ぜひ普段から視野を広げることを意識づけてみてはいかがでしょうか。

コメント

タイトルとURLをコピーしました