外野の人間からマウントを取られるのは仕方がない

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素人は黙っとれ・・・

人は誰しも趣味嗜好、得意不得意があります。仕事にしろ趣味にしろ、自分が一般的な周りよりもよく知っていることというのは大抵の人にあるものです。ところが、たまにその分野の外部の人間が、よく知りもしないのにマウントを取ってくることがあります。これはなぜでしょうか?

これは身近なものを例えにするとわかりやすいと思います。私達の多くは、「管理される側」にいます。学校に所属していれば生徒として管理されているし、会社勤めをしていれば社員として管理されています。もっと大きな括りでは、日本人全員が国民として国に管理されています。そして多くの人が、「あの先生はこうだ」とか「あの上司や社長はどうだ」とか「この国の政治家はどうだ」とか、管理する側についてマウントをとる発言をします(直接じゃないにせよ)。先生や、上司や、国の政治家の立場について慮ることもなく。。。

これは別に悪いとことではありませんし、なんでも言いなりがいいとか、専門家に口出ししてはいけないとか、そういうことではありません。むしろそういうことを言われるのは自然なことなのですが、実際に言われると「素人は黙っとれ・・・」と思わずにはいられません。

なので、私達はこういったことを前提に、人に何か言ったり言われたりすることに対応するべきではないでしょうか。例えば、あなたが組織の中で上の立場だったり、何かの専門的な知識やスキルを持っているならば、どこかのタイミングで必ず誰かが偉そうに批判やアドバイスをしてマウントをとってきます。「よく知りもしないで・・・」と思う気持ちをグッとこらえ、軽く受け流せるくらいが丁度いいでしょう。むしろ、素人に茶々を入れられて気分を害すくらいなのは、まだまだ自分が半人前だと思うくらいの気構えでいたいものです。

逆に、自分が誰かを批判するときは、そういった相手の目線も考えておく必要があります。上司や目上の人に対して意見や文句を言ったり、専門家に意見する際も、相手にはそのポジション相応の知識や経験があるという仮定を自分の中に持っておくのが大切です。でなければ、「素人は何もわかっていない」とあしらわれることもあるだろうし、何よりそうしたマウント取りで相手からの心証を悪くするするのはデメリットです。弱い立場を逆手に取って、言いたいことをそのまま言ってしまうのも、よくよく考えてみたほうがいいでしょう。

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