耳コピができるようになるための4つの知識

楽譜・スコア

耳コピには知識が必要

ピアノ、ギター、ドラム、管楽器など、いろんな楽器を演奏する人にとって、何か元となる曲を演奏するには、その譜面を見るか、耳で聞いて音を拾うか、もしくはその両方が必要となります。人によって、どちらの方が得意、不得意などあるかもしれませんが、楽器演奏においては、一般的に耳コピの方が難しいのではないでしょうか。

これは、歌も同じです。譜面をみて歌うか、耳で聞いて音を拾うかの二つの方法がありますが、こちらは圧倒的に耳で聞く人の方が多いのではないでしょうか?普段、J-popの曲をカラオケで歌うのなんかはまさに、耳コピです。プロは両方できて当たり前ですが、シンガーさんとしては譜面をみて歌う、というのが苦手な人の方が多いようです。

いずれにせよ、耳コピとは、慣れ親しんでいるようで、結構難しいものです。ここでは根性とか才能とかではなく、知識があれば耳コピができるようになる、という理由を解説していきます。

▼耳コピに必要な4つの知識

[1]楽器の知識

ギターの種類と奏法と、それによって鳴る音
ピアノの種類と奏法と、それによって鳴る音
打楽器の種類と奏法と、それによって鳴る音
シンセの種類と奏法と、それによって鳴る音
etc…

自分が耳で聞いて、コピーしようとする楽器について、

それがどのような弾き方をしたら、どのような音が鳴るか、ということを頭と耳で知っていなければいけません。

例えばギターの「ギュイーン!」という音は、ギターの構造や弾き方を知らない人にとってはどうやって鳴らしているか(そもそもギターの音なのか)わからないでしょう。ギターになれている人なら、「エレキギターを歪ませて、何弦何フレットあたりを半音何個分チョーキングした音だ」みたいにわかるわけです。

(※余談ですが、スタジオジブリ作品「風の谷のナウシカ」の王蟲の鳴き声は、日本を代表するロックギタリスト”布袋寅泰”さんのギターの音です。大人になってその事実を知って驚きました)

王蟲

[2]リズムと音価の知識

拍子と音符の知識はもちろん、
ストレート、シャッフル、スウィングなどの名前で呼ばれるグルーヴ(ノリ)であったり、ジャンルごとのリズムなんかの知識も必要です。

ドラムなどの打楽器はもちろんですが、ピアノや管楽器も、コピーする曲のリズムについて、体系的な知識を身につけておくことが、耳コピのクオリティを上げるために重要となってきます。

[3]調と音階と和音の知識

キーとメロディーとハーモニーとも読み替えられます。
まず調(キー)とは何かを知る必要があります。
そして曲の調を把握したうえで、そこで使われる音階と、使われる和音を知る必要があります。

厄介なのは、全てがそれに当てはまるというわけではない、という点です。
調の音階から外れる音を使たメロディーや和音も、当然のように出てきます。

なので、調と音階と和音の知識を持ちつつ、「例外も起りうる」という認識でいることが必要です。

[4]実例の知識

他の曲でどのように使われたかのストックがあると、それと照らし合わせてすぐに真似ることができます。これは経験の量がものを言います。

これまでどれだけ多くの曲をコピーしてきて、譜面を確認したり、指導者や友達とディスカッションしたり、その積み重ねによって耳コピの精度は上がっていきます。

まとめ

これらは、全て完璧である必要はありません。
冒頭の通り、耳で聞いたメロディを口ずさむだけでも、立派な耳コピです。
ただそれだけでは、音をとるのが難しい状況が訪れます。
そうなったときに、4つの知識をどれだけ多く、質の高いものを持っているかで、耳コピの能力(スピードと精度)が上がります。

耳コピを頑張る方のお役に立てれば幸いです。

ついでに!

耳コピ=偉い、スコア=甘え
的な考えはしないでください!

ロックやポップス系だとそう思ってしまう人もいるかもしれませんが、譜面を読んで演奏するのも立派な楽器演奏のスキルです!

譜面を渡されて、「これ弾いて」って言われたときに、

「いや、私耳コピ派なんで・・・(キリッ」

って言って、音源がないと弾けない・・・なんてのは、自慢になりません。

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