アウトプットをするとインプットの質が上がる
あなたは朝起きたらまず何をしますか?テレビをつける?メールチェック?SNS?音楽?ゲーム?1日のうちに観たり聴いたりするほとんどのものは誰かが作ったコンテンツです。テレビは構成を考えて脚本通りに人が動いてるのを映像として流します。メールもSNSも誰かが作った文字や画像やシステムです。ゲームもアニメも映画もクリエイターが作ります。音楽だって誰かが作ってます(私も作ってます)。それにこのブログも、わーさー個人がチマチマ書いているものです。
このように私たちは誰かが作ったコンテンツを浴びるように生活しています。ですが、果たしてそれらの良し悪しをきちんと選別し、作り手が込めた深い部分まで認知できているでしょうか?
それを知る方法として、自分で実際にやってみることがとても有効です。自分でアウトプットしたことがあるものは、インプットも変わります。
例えば、普段料理をする人としない人では、自分が食べる食事についての理解や認識が違ってくるでしょう。炒め物や煮物がどういう食材と調味料で、どんな手順で作られるかを知っていると、同じ料理でもお店や作る人の違いで何が変わるのか、より細かく分析できるようになります。全体の分量に対する調味料の量なのか、火をかける時間なのか、そもそも食材が違うのか、そういったことは実際に自分で作ったことがなければなかなか気付けないことです。
私に関して言えば、実は苦手意識を持っているインプットがあります。それは絵です。元々絵を描くのが得意ではなかったし、子供の頃はそこまで絵に興味を持つことはありませんでした。ただアニメは好きでよくみるんですが、いわゆる「作画のいい、悪い」といった評判が、ネットなどの意見を見ても自分ではそこまでピンとこないことが多いんです。しかし最近、YouTubeチャンネルでイラスト講座の動画とかを見ていると、実際に描くときの方法論を知ることができて、絵に対する意識が大きく変わってきています。顔の向きによって目や眉などのパーツの幅が変わるとか、顔の輪郭も向きによって変わるとか、もう知って驚きです。実際にiPadとスタイラスペンで描いてみると全然うまく描けないんですが、それでも普段見ているイラストをより具体的に観察するようになり、前より多くの情報が得られるようになりました。イラストレーター や絵師さんの凄さを改めて実感します。(ちなみに動画はお絵かきVTuberの「焼まゆる」さんのがすっごくわかりやすくてよく観させてもらってます!)
より多くの知識を得たり、より良いものを選んだり、創作物をより楽しんだりすることは、すべてインプットの質の向上と言えます。それに最も有効な手段の一つが、自分でもアウトプットしてみることです。私は音楽の専門家ですが、できる範囲で他の分野もほんの少しでもアウトプットしてみて、見識を広げていきたいと思っています。
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