うっせぇわ
マウントをとってくる人は多いです。これにはちゃんと理由があり、人は集団の中での序列を本能的にめっちゃ意識して生きているからです。自分が相手より優位に立てると思ったら、その立場を証明したくてウズウズします。それが言葉となって現れるのがマウントとりです。人間関係を円滑にできる賢い人はそれをしないか、使う場面をきちんと弁えます。
マウントを取られたら、あまりいい気はしません。そこで何も言い返せないようだと、精神的にいい状態とは言えません。ただ難しいのは、相手は相手のフィールドでマウントをとってきて、こっちが理屈で言い返しづらい場合が多いところにあります。そんな時には、渋々相手の言い分を聞き入れるしかないのでしょうか?
いいえ、返しの一言は一つです。
「うっせぇわ」
これだけです。相手と同じ土俵に立つ必要はありません。
例えば、誰かが会話の中で「それはまさに侃々諤々と言ったところだな」と言ったとします。”かんかんがくがく”なんて言われても、まず音でピンとくることは少ないし、字面にしても読める人の方が少ないでしょう。そこでその相手が「なんだ、こんな四字熟語も知らないのか?」と、マウントをとってきたとします。ここで凹んではいけません。「うっせぇわ」以上です。相手に伝わりにくい言葉を選ぶそのチョイスがナンセンスとも言えます。このように、「難しいことを知ってることが偉い」的なマウントをとってくる人がいたら、別にまともに取り合う必要などありません。(意識高い系の情報発信で偉そうなこと言ってるミュージシャンの記事も、読んでて気にいらなければ「うっせぇわ」でおkです。)
ただし、世の中には立場的に「うっせぇわ」が言えない相手もいるでしょう。もちろん、尊敬し信頼する人から言われれば、素直に「そうか、新しいことを知れました。無知な自分に知識をくれてありがとうございます!」と思うのも自由です。ただ、自分がマウントを取られたことを不服に思っても、突っぱねることができない相手もいます。そういう時は、相手の喜びそうな顔と言葉を表面的に出しておいて、心の中でこう言っておけば、精神衛生は保てます。
「だから、うっせぇわ!」
この曲キレッキレですね。
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