コストを抑えて録音できます
ボーカルや楽器の生演奏を録音するとき、その方法は大きく分けて
・レコーディングスタジオで録ってもらう
・自分で場所を用意して録音する
の二通りがあります。
レコーディングは『専門技能』ですので、本来は専門のスキルを持った人(エンジニア)が、専用の機材を用いて、レコーディングをするための環境(防音、遮音がしっかりした部屋)でやるべきものです。
しかし現在、デジタルレコーディングのための機材は安価で高品質なものも多く、基本的なノウハウもwebや書籍などで多く出回っています。このため、自分で場所を用意して簡易レコーディングを行うことも、非常にやりやすくなっています。その最大のメリットは、コストを抑えられることです。基本的には自分の持っているパソコンを使って自分で録音するので、人件費も機材のコストもかなり安く済ませることができます。今回は、ボーカルや楽器の録音を自分で行う簡易レコーディングについて、これから始める人向けにおすすめの機材やアイテムをご紹介します。
機材はレンタルする?自分で持ち込む?
機材やアイテムは自前で用意することになりますが、レコーディングをする場所によっては、使うときだけ貸し出してくれる便利なサービスもあります。
参考までに、都内で簡易セルフレコーディングができるスタジオをご紹介します。
スタジオノアでは、利用者が自ら機材を持ち込んだり、必要なものはレンタルができたりと、柔軟な使い方ができるスタジオです。スタッフさんの対応もよく、慣れていなくても安心して利用できます。もし貸しスタジオでレコーディングするならば、そこで借りられる機材も事前に確認しておくと良いでしょう。
コスパ高いレコーディング用機材
ここからは、これから簡易レコーディングを始める人にオススメな、コスパ高い機材を紹介します。なお、パソコンは自前で用意していることを前提としていますので、ご注意ください。(DTMやレコーディングにオススメのパソコンは、別の記事でご紹介しています。)
オーディオインターフェイス
パソコンで本格的なレコーディングをするのに必須なのが、オーディオインターフェースです。レコーディングは主に、音を拾うためのマイクと、音を確認するためのスピーカーかヘッドホンが必要になります。パソコンにも標準で内蔵している場合がありますが、それは品質的にレコーディングに耐えうるものではありません。
オーディオインターフェースは、マイクを繋いで音をパソコンに送り、またその音を正確に聞き取るためにヘッドホンやスピーカーに音を出力してくれます。1万円台で手に入るので、まずはこれで初めてみましょう。

STEINBERG ( スタインバーグ ) / UR22mkII オーディオインターフェイス 24bit/192kHz
コンデンサーマイク
歌や楽器の演奏をしっかり録音するなら、マイクもある程度しっかりしたものを使う必要があります。こちらも1万円台で手に入るモデルから使ってみて、簡易レコーディングに慣れていくのがオススメです(プロが使う高いマイクは何十万もします)。

audio technica ( オーディオテクニカ ) / AT2035 コンデンサーマイク
マイクケーブル 3m
マイクをオーディオインターフェースに繋ぐケーブルも忘れずに。あまり安すぎるものは品質に不安があるのでオススメできません。

CANARE ( カナレ ) / EC03-B(XX) BLACK マイクケーブル 3m
グースネック付ポップフィルター
主にボーカルを録音するときに、突発的な息がノイズとなって音を拾ってしまわないよう、スクリーンをたてます。経験上、安価なものより多少(数千円)値段は上がりますが、金属製のメッシュのものが良いです。

STEDMAN ( ステッドマン ) / PROSCREEN 101
ブームマイクスタンド
マイクの位置を自在に調整できるスタンドです。マイクで音をとるときに、マイクの位置や向きは非常に重要な要素で、様々なノウハウを学びながら実践して習得していく必要があります。これ一本あれば、ボーカルから楽器まで様々な録音に対応できます。

K&M ( ケーアンドエム ) / 21020B(ST210/2B) ブームマイクスタンド
まとめ
自分の歌や楽器の演奏を録音するのに、コストを抑えてできるのが簡易レコーディングです。
場所を見つけて、機材を用意し、基本的なやり方を学ぶ必要がありますが、自分で自由に録音ができると、音楽がより楽しくなります。ミュージシャン同士でデジタルデータを送りあうのが当たり前になっていますので、ぜひ今からでも始めてみてください!
【本日のオススメ本】
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