簡単にできる節約と、効果の高い節約
節約することはいいことです。無駄なお金を使わなければ、その分、自分にとってより重要なことにお金を使えるからです。ですが、その効果は「支出する額」を減らすことにフォーカスしなければ、ただ単に「やった気になって満足する」だけの節約に終わります。水やちり紙などのわかりやすい消費物は節約しやすいですが、そもそも単価がめちゃくちゃ安い。一方で、食品や食材は1点あたりの単価がそこそこします。食生活を見直してそもそも食べる量を少なくしたり、冷蔵庫の中や食品・食材の管理をしっかりすることで、賞味期限を切らしてしまって食べずに捨ててしまうようなものをなくせば、相対的にそっちの方が大きな節約効果があります。私たち人間は、色々なことをよく考えているようで、実際は雰囲気や気分で決めていることがほとんどです。いちいち身の回りの生活で消費するものの単価や消費ペースなどを可視化すれば何を節約すべきか定量的に見えてきますが、そんな面倒なことをする人はまずいません。できることとしては、普段習慣としてやっていることに気付いたら、一旦それを見直してみて、自分の取り組みとその効果(いくら節約になるか)を考えてみることがスタートになると思います。ちなみに私は自販機の買い物まで全ての支出を記録する癖をつけています。面倒ですが、効果は高いと思っています。決してケチになるという意味ではなく、使える予算を効率よく配分することを考えると、より自分の生活を充実させられるという観点から見て、何が合理的かを考えるためのものです。
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