漫画版を読むのは負け?
仕事や人間関係は、時に問題にぶつかります。
そんな時、自分の力になってくれるのが、世の中に出回っている良書です。
過去の多くの人たちの積み重ねた知識が手に入る良書を読むことで、私たちが直面する日々の問題を解決する手がかりを得ることができます。
しかし、良書と呼ばれるものには「難しい本」も多くあります。
原著が海外のものであったりすると、それを翻訳したものでも私たち日本人からしたら多少は読みにくくなってしまうものです。ページ数が膨大ならば読み終えるのも一苦労です。
そんな時、難しい良書を漫画にしたものを活用するのも一つの手です。
漫画版なんて邪道?ちゃんと元の本を読むべき?
いえいえ、漫画版だって全然いいんです。読むのが難しい良書を、まずは漫画版から入ってみるのがオススメな理由を、ご説明します。
読み手にレベル差があるのは当然
あんたが日本語も英語も堪能で、幅広い知識や教養を持ち、読解力に優れているならば、ページ数が多くて難しい本でも難なく読んで理解できるでしょう。それが例え、日本語訳版であっても、英語の原著であっても、です。
しかし、私たちの知識や読解力にはバラ付きがあります。これは当然です。年齢もそうだし、人生経験やこれまでの環境によってそう言った要素は人それぞれ全く異なります。なので、難しい本が読めないのは全然問題ではなく、「今、その人がそのレベルにいる」ということだけでしかありません。
豊富な知識と高い情報処理能力を持っている人は、難しい本をガンガン読んでったらいいと思います。そうでなければ、自分の今のレベルで理解できる本を読んでいけばいいだけです(そしていうまでもなく、そのレベルは訓練によって上げていくことができます)。
『目的』は内容を知って実際に活用すること
本を読むこと自体、何も偉いことではありません。
難しい本を読んで理解できたとしても、その内容を知っただけでは大した意味はありません。
重要なのは、本に書かれた内容を理解し、実際に自分の人生に役立てることです。
仮に、原著が英語の一冊の難しい本があるとします。
書かれている内容として、英語版は10割、日本語訳版は9割、漫画版は4割だったとしましょう。
当然、英語版を読んで理解できれば、それに越したことはありません。英語版が読めなくても、日本語訳版なら9割りの内容は得ることができます。漫画版なら、4割しか内容を得ることができません。
しかしもし、「難しい本は読めない、漫画版は負けだと思う」と言って、上記のどれも全く読まなければ、得られる知識は0です。漫画版でも読めるなら、むしろそれが良書ならば、普通は難しくて読めなくても、『漫画版によって4割も理解することができる!』と考えると、それはとっても便利ではないでしょうか。
オススメの漫画版になっている本
ここからは、良書として知られる有名な3冊の本の漫画版をご紹介します。
「7つの習慣」
普段働く人だけでなく、専業主婦のような役割の人でも、人生をよりよくする上で知っておくべきことがまとまった良書が「7つの習慣」です。人はいきなり変わることはできませんが、今の自分がこれまでの習慣で出来上がってることは誰も否定できないはずです。原著は英語、日本語訳もかなりのボリュームですが、漫画ならサクッと要点を理解できます。
「エッセンシャル思考」
普段忙しい私たちは、なぜこんなにも時間がないのでしょうか?その答えの一つとして、「余計なことを考え、余計なことをしている」というのがあります。スマホやパソコンで情報洪水に晒されている私たちにとって、是非とも読んで知っておくべき内容です。
「人を動かす」「道は開ける」
対人関係で悩むのは誰しも同じです。私たちは一人では生きていけません。過去に多くの人が悩んできたし、どうしたらうまくいくのかも、ある程度は知られています。リーダーシップをとるような立場の人向けの良書として知られていますが、どんな立場の人でも人付き合いは必ずするので、この知識は誰にでも役に立つと言えます。
まとめ
良書を読むと、仕事でもプライベートでも、自分の人生にプラスになることは間違いありません。
ただ、文章が難しかったり、ボリュームが多くて読みづらいものが多いのも事実です。
そこで、「有益な情報を知って活用する」という目的に焦点を当てれば、漫画版でピンポイントにわかりやすく説明している本を読むのも全然アリです。
読書にちょっと抵抗のある方へ、参考になれば幸いです。
【本日のオススメ本】
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