体調管理の前に必要な『体調観察』

ノウハウ

基本、全てが自己責任

社会人として体調管理が大切なのは言うまでもありません。

もちろん誰にだって、調子のいいときと悪い時がありいます。

しかし、「ちょっと遊び過ぎて〜」とか、自分から体調を蔑ろにして仕事や日々の生活のパフォーマンスを下げるようなことをすれば、どのような相手からも信用されなくなります。学生とはここが違います。

基本的に私たちは、自分のことはしっかり自分で管理し、普段の行動の責任は自分でとることが前提とされています。

体調管理のやり方がよくわからない理由

では、私たちは体調管理の「方法」をしっかりと教わってきたのでしょうか?

睡眠、食事、運動が大切だということは多くの人が知っています。

でも、かなりフワッとしていますよね?具体的にどうしたらいいか、なかなか正確に答えられる人は少ないんではないでしょうか。

その理由は、個人差です。

世の中に数多ある睡眠方法、食事術、運動のノウハウのどれが正解かわからない、ちょっと試したけど効果がない・・これはある意味、自然なことです。私たちは誰一人として同じ体を持っていないので、適切な睡眠や食事、運動は個人個人で全然違います。

そうすると、余計に体調管理のやり方がわからなくなってきます。では、どうしたらいいのでしょうか。

自分を観察するところから始まる

個人差があることを前提とした上で、まず私たちは、自分をしっかりと観察する必要があります。

土の状態を見ないで作物を育てる農家はいません。患者の容態を見ないで処方をする医者はいません。食材の状態を見ないで料理を始める料理人はいません。何かをきちんと扱うためには、その対象をしっかりと観察して把握することがとても重要です。それが、体調管理ならば、まずは自分の体ということになります。

自分の体重や体脂肪率、身長、視力など、健康診断以外で測ったことがない・・・という人も多いでしょう。さらに数値に表せないことに関しても、眠気が続くとか、肌荒れとか、体が出すサインをなんとなくしか感知していないのはとてももったいないことです。

オススメは、いちいち記録をつけることです。毎日起床後、決まった時間に体重や体温を測ったり、元気さ(主観でもOK)や肌の状態など、スマホのカレンダー機能やメモ機能を使って記録しておきます。そうすれば、体調管理をする上での指標を自分の中で作ることができます。例えば、野菜を食べる量を増やしたら肌荒れが少なくなったとか、寝る時間を1時間早めたら日中の元気さが上がったとか、そんなことをトライ&エラーできるようになります。

なお、体調管理にはスマートウォッチがかなり便利です。最近のものはとても高機能で、一日の運動量や、睡眠の質(寝ている間もつけておきます)を詳細なデータとして残してくれたりします。基本的にはスマホとペアリングして使うものなので、iPhoneならApple watch、Androidなら各社Androidのスマートウォッチを買えばOKです。

まとめ

私たちは社会に出たら、当たり前のように自分の体調管理をすることを求められます。

体調管理の方法は何となくフワッとしていて、具体的に自分がどうすればいいのかよくわかりません。

なぜなら、人それぞれ睡眠、食事、運動などの適切な方法や量には個人差があるからです。

なので、体調管理をするには、まずは自分を観察するところから始めます。体重や体温を測って記録をつけたり、体や筋肉の動き、気分、頭の回転などを客観的に把握するクセをつけます。

こうすることで、どのような方法を取れば、自分の体調をいい状態に保てるかを検証することができ、体調管理ができるようになります。

ネットやSNSで、他人や有名人や世界のことも気にはなりますが、まずは自分をよく知ることをもっと大切にすべきです。

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