低評価コメントを『意識して見る』メリット

ノウハウ

評価されまくる世の中

今の世の中では、ネット上のありとあらゆるものが評価されてしまいます。

食べ物のお店も、公開している映画も、話題の新商品も、一定の認知があるものには必ず評価が付きます。

通販のAmazonがこれだけ大きくなった要因の一つに商品レビューが挙げられます。あんなもの不特定多数の人が書き込めるから信用度的にはものすごく低いはずなのに、多くの人はあの評価をみて買うものを判断します。

ましてや多くの人が普段使っているSNSも、単に言いたいことを言っただけで人々は勝手にいいねやRTで評価します。

低評価コメントが『面白い』理由

ネットに公表されるものは、誰にでも勝手に批判されます。Amazonや通販サイトの商品、YouTube動画、その他様々なものがSNSとかでも批判されます。

そんな中で、低評価のコメントに目を向けてみると、面白い発見があります。

まず、感情的にその商品やコンテンツを嫌っていたり、ただ罵るだけの言葉を連ねているものはみる価値がありません。そんなことに時間を使っている人がいる、ということを知るだけで十分でしょう。

注目すべきは、具体的な批判のコメントです。結構な熱量と文章量で、その商品やコンテンツを批判したりするものがありますが、これはかなり貴重な情報です。

例えば、欲しい商品をネット通販で探す時、自分がそれを買うことへの肯定感(後押し)が欲しい場合、ついつい好ましい評価だけに目が入ってしまいがちです。そこで一回冷静になり、批判的なコメントまでしっかり見ておくと、欲しかった商品についての自分で気づかなかったデメリットを知ることができ、より買ってからの後悔を少なくできます。

また他にも、自分でYouTube動画を出したり、絵や音楽などの作品を発表したりすると、嬉しい高評価だけとは限りません。批判的な意見に対して落ち込むのは仕方ないことですが、そこに改善するヒントがあると考えれば、次に繋がるいい情報とも解釈できます。

残念ながら、この世の中は、私たち一人一人にとって好ましいようにはできていません。自分がいいと思っても、それをよくないと思う人がいます。それを踏まえた上で、人の意見に耳を傾けることはとても有意義な姿勢です。

まとめ

私たちは普段の行動で、より良い選択肢を選びたいと思っています。モノやサービスを選ぶ際には、ネット上に溢れる評価がその参考になります。その時には、高評価だけでなく、低評価の具体的なコメントをみると、より客観的にその(買い物などの)選択のメリット、デメリットを判断できるようになります。

また、自分で商品を販売したり、コンテンツを出したりする際には、高評価は嬉しいモノですが、具体的な低評価や批判のコメントは、次への改善に繋がるヒントをくれます。

情報で溢れるこの時代だからこそ、自分の感情にうまく折り合いをつけ、「多くの人の目」を自分の一部として利用していくと、私たち一人一人がより納得できる行動を選んでいけるはずです。

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