ラグビーを知ってほしい
ギタリスト、サウンドクリエイターのわーさーです。
今ではミュージシャンが本文ですが、私は学生時代をまるっとラグビーに費やしてきました。
中学、高校、大学は楕円球を抱え、人とぶつかり合ってた記憶ばかりです。
今では競技から離れてしまい、試合を観戦することも稀ですが、ニュースなどではよく情報を得ています。
昨年、日本で開催されたワールドカップが非常に盛り上がったものの、まだまだラグビーについてよく知らない方が多いと思います。
ラグビーに関しては結構語れる方だと思うので、そんな私からざっくりとラグビーを説明したいと思います。
ずばり、ラグビーとはどんなスポーツ?
ここからは、そもそもラグビーってどういうスポーツなのかを、とても簡単に解説してみます。
ボールを蹴って、H型のゴールに入れて、点をとるスポーツです
ラグビーはそもそも、「ラグビーフットボール」と呼ばれるように、サッカーと起源を共にする、足を使った競技です。先日引退を発表した五郎丸歩選手が、特徴的なポーズからボールを蹴る姿が有名ですが、あれがまさにラグビーの点の取り方です。
ただし、ボールを持って走り込む「トライ」をイメージする人も多いですよね。あれも点をとる行為ですが、歴史的には後付けされたルールです。元々、ボールを持って敵陣の奥にグラウンディング(ボールを置く)すると、キックを蹴って得点を狙うことに挑戦(トライ)できる、というのが由来です。それが、競技を面白くするために、ボールを運ぶこと自体が重要視されて、得点がつくようになりました。
なお、相手の反則からゴールを狙うPG(ペナルティゴール)もあるし、フィールドプレー(普通にプレーしている時)でもドロップキック(ボールを一度地面に落としてから蹴る蹴り方)でゴールを狙うこともできます。
ラグビーの得点は、基本的にはボールを蹴って入れることにあります。
ボールを持っている人にだけ、ぶつかってOK
ラグビーのイメージは、激しい体のぶつかり合いがあるスポーツ、という人も多いと思います。
あれはぶつかるのが目的ではなくて、敵を止めたり、ボールを奪ったりするのに、「原則としてボールを持っている相手にはぶつかってOK」というルールになっているから、ぶつかりあっているという現象が起きています。
もちろん、危険な行為は禁止されていて、あからさまな暴力や、首から上にぶつかることは禁止されています。節度を守ってお互いプレーしているから、あんなに激しいことができるのが、「紳士のスポーツ」と呼ばれる由縁です。
前にパスできないけど、ボールを持って走ってOK
サッカーやバスケに馴染みの深い私たち日本人にとって、ここが大きく違和感のある部分だと思います。
ラグビーでは、15人ずつのチームで対峙し、相手の陣地のゴールか、ラインの奥にボールを置くことを目指します。相手陣地へ進むとき、やってはいけないのが待ち伏せ行為(オフサイド)です。ボールを基準に、相手陣地の奥で待ち伏せすることが許されないから、結果として前にパスをすることもできません。
ただし、ボールを持って走れば、相手陣地に向かって進むことができます。ところが、相手はそれを体を張って食い止めようとします。そこでタックルが起きたり、またはパスを繋いで敵をかわしたりする状況が発生します。
全ては、ルールのもと、ボールを持っている側が、相手陣地の奥を目指して、ゴールを狙うことが目的だと考えるとわかりやすいと思います。
まとめ
今回は、ラグビーについて簡単にまとめてみました。
まずは、元々キックでゴールを狙って点をとるスポーツだということ。
そして、ボールを持っている人にだけ、体で直接ぶつかって止めることが許されていること。
前にパスできなかったり、ボールを持って走ったりするのは、競技の性質と目的からそうなっているということ。
前提条件がわかると、一見ややこしそうな競技でも、「なんでこんなことをしているのか」が見えてくると思います。
細かいルールも多いですが、そこは気にせず、まずは大雑把に楽しんでみるのが大事だと思います!
冬は大学選手権、そして全国高校ラグビーのシーズンですね!ニュースとかで流れたら、ちょろっとでも興味持ってもらえると嬉しいです!
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