徹底的にマニアックな「ラブライブ!」関連楽曲の解説《No brand girls》編

ラブライブ!

No brand girls/μ’s

《No brand girls》は、ラブライブ!TVシリーズの第11話「最高のライブ」で使用された劇中歌であり、μ’sのライブでも頻繁に披露されてきた代表曲の一つです。

作詞はお馴染み畑亜貴さん、作曲と編曲は河田貴央さんです。アップテンポのギターリフから始まるイントロと、メンバーの『Oh yeah』の掛け声から始まり、体に響くドラムフィルから一気にイントロへと突入する、テンションが上がる一曲です。

【スクスタ】μ's『No brand girls』MV

ハードロックな編曲

作・編曲を手掛ける河田貴央さんは、ラブライブ!作品では、他にも「Wonderful Rush」「LOVELESS WORLD」「Super LOVE=Super LIVE!」、またラブライブ!サンシャイン‼︎では、AqoursのライバルグループSaint Snowの「SELF CONTROL!!」「Believe again」、さらにSaint Aqours Snowの「Awaken the power」などを手掛けています。

どれも重厚なギターロック楽曲で、聴いていると気分が高揚してくるような素晴らしいアレンジです。

この編曲でポイントとなるのが、使用している楽器(音色)だと感じました。聴いたところ、ほとんどがドラム、ベース、ギター(深く歪ませたエレキギター)のみです。あとは薄〜くシンセが入っているのかもしれませんが、あまりはっきりとは聴こえてきません。大抵の女性アイドル楽曲やアニソンでは、シンセサイザー(キーボード)や効果音などをふんだんに用いて、楽曲を華やかに仕上げる傾向があります。逆にそういった音を入れないと、硬派なハードロック系の楽曲の雰囲気になる場合が多いです。編曲では、音色の足し引きで曲のイメージをコントロールするのは常套手段ですが、この曲ではあえて、シンプルな編成で力強さや推進力を出しているように聴こえます。

ただそれでもすごいのは、「スクールアイドルの曲」としての高い完成度を達成している部分です。メロディーラインの作りやフェイク(掛け声など)の入れ方、μ’sメンバーの声質、ミキシングやマスタリングなども含め、シンプルな編成でこれだけ華やかかつ力強い曲に仕上げているのが、No brand girlsという稀代の名曲聴きどころではないでしょうか?

なお、作編曲でのバンドアレンジについては下記の記事でも解説しておりますので、合わせてご覧ください。

おまけ:「チャンスの前髪」ってこんな感じ?

「チャンスの前髪を〜」という歌詞が出てきますが、このチャンスの前髪とは一体なんなのでしょうか?

ギリシア神話に「カイロス」という神様がいます。ギリシア後では「機会」という意味のこの名前の神様は、長く伸びた前髪しかなく、あとはハゲているそうです。このことから、「チャンスの神様は前髪しかない」、そして「チャンスの前髪を掴む」という言葉につながっているそうです。穂乃果たちが、ギリシア神話の神様の前髪を「持って離さない」「ぎゅっと離さない」姿を想像すると、なんかシュールですね。

カイロス - Wikipedia

まとめ

No brand girlsは、μ’sの名曲の中でも特に人気で、その勢いの良さとポジティブな雰囲気から、ライブとても盛り上がる曲となっています。

ぜひ、バンドアレンジの妙味や、歌詞の意味するところも深く聞いてみてください!

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