私の個人的な勉強の成果
これはギタリスト、サウンドクリエイターの私わーさーの個人的な記録です。
今年一年は、人生で最もたくさん本を読みました。
人生で初めて、本が面白いと、心から思える一年でした。
決して読書家自慢をしたいのではなく、30歳を超えてからもなお感じ取れたとても新鮮な経験だったので、それをまとめています。それに、私の読書量なんてたかが知れていて、平均月5,6冊くらいでしょうか。読むのがそれほど速くはなく、もっと多読の人はたくさんいるようです。
今回は、今年読書によって学んだこと、勉強したから、「表現は違っても似たようなこと言ってるな」と思ったことをピックアップしてまとめます。
多くの本に共通していたこと
多くの本では、別々の著者が別々の本で、内容的には同じようなことを言っていたりします。私なりに共通項目として学んだことをご紹介します。なお、実際に手にして全てを読んだだもの以外にも、YouToubeなどでの要約動画や、著名人や人生の先輩たちが本の内容を元に喋った内容なども踏まえています。
事実というものは存在しない。存在するのは解釈だけである。
これは、哲学者ニーチェの言葉として有名です。
神様とかの、人知を超越した存在を否定したことで有名なニーチェですが、それによると私たちはそれぞれが勝手に世界を解釈してて、客観的な事実のようなものは存在しないというのです。
めちゃくちゃ簡単にいうと、イヌは誰にとっても愛すべき動物とは限らない、というようなものです。愛犬家にとっては、実の子供かそれ以上にペットの犬はかわいいでしょう。しかし通りすがりの人にとって、その犬が突然吠えてきたら「うわびっくりした!うるさいなぁ!」となって煩わしい存在です。
これは他に何にでも当てはまります。ビールには餃子が正解の人もいれば、焼き鳥以外認めない人だっています。でも餃子は餃子だし、焼き鳥は焼き鳥です。女性アイドルはファンにとって神以上の存在かもしれませんが、ファンじゃない人からすれば、そこらへんの似たような容姿の若い女の子との違いはほとんどありません。
世の中って、相対的で、自分がみているものが世界です。つまり私たち一人一人、それぞれの世界があります。
だからなんだ?って話になりますよね。
つまり価値基準、イイ悪い、常識、そんなものは人と違って当たり前だ、ということが、多くの本で共通して言われていることです。そう思うと、少なくとも、人と比べたり、人の作った基準で自分を判断して、ムダに落ち込んだりすることがなくなると思います。
テレビを見るな
現代に出た多くの実用書やビジネス書では散々書かれていることです。
「テレビを見るな」と、多くの本が言います。
私もほとんどテレビをみません。
理由は、長く時間をとる割りに内容が薄い、と感じるからです。
もちろんテレビ番組の全てを否定しているわけではありません。面白い、有益なものもあります。テレビアニメは動画配信でなく、テレビを録画して見るものもあります。
ですが、ニュースやワイドショーなどの情報番組や、コマーシャルをわざわざ見る時間はムダだなぁ、と心から思います。情報はネットで素早く、内容濃く手に入れることが簡単です。コマーシャルはスポンサーさんが商品を売りたいから頑張って私たちに見せようとしているものです。
誰かに振り回されず、主体的に自分の人生を生きたいと思う人なら、習慣としてテレビのスイッチを入れてしまうのは、やめた方がいいようです。
何事も自分で体験しなければ、本質を掴めない
「行動するヤツが最強」的な話は、だいたいのノウハウ本や成功者の話みたいなので出てきます。
周りを見てもそう思うことは多々あります。私個人で言えば、これまで小さな成功体験と呼べるようなものも、まず動いたことから始まったことが多いです。失敗しないよう、綿密に計画を立ててじっくり準備して・・・というのも大事ではあるのですが、それでタイミングを逃したり、結局は行動に移せないようでは本末転倒です。
言われればなんてことないことですが、人はそれでも失敗を恐れるもので、なかなか多くの人ができないことでしょう。コツは「小さくチャレンジし、失敗をデータ収集と捉える」みたいな話もよくあります。決して、命を張るようなリスクは冒さなくても、小さなチャレンジは意識して継続することが大事であると言えるでしょう。
まとめ
このほかにも様々なことが、多くの本を読んでいくと共通して書かれていることとして現れます。
どれも、読んでみて、「なるほどなぁ」と思うことがありますが、その一方で違和感を覚えることもあります。
「この方法論は、自分にも当てはまるんだろうか・・・?」
私たちはそれぞれ異なった特徴を持っています。その時生活している環境も人それぞれです。万人に当てはまる普遍的な正解・・・なんてものがもし存在するなら、多くの人が悩みなく幸せいっぱいで満足した人生をおくれているはずです。
でも実際、あなたにも、私にも、現状への不満や、もっとこうだったらイイのに、という理想がありますよね?
結局は、何が正解かは自分で見つけるしかなく、自分の選んだものを正解にさせるしかない、のではないでしょうか。
【本日のオススメ本】
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