(続き)今年読んでよかった本をご紹介します
以前の記事で、2019年の読書レビューまとめを公開しました。
今回もその続きとして、今年読んで個人的に「面白かった」「ためになった」タイトルをピックアップしてご紹介します。
- ビジネスフレームワーク図鑑 すぐ使える問題解決・アイデア発想ツール70
- 影響力の武器[第三版]: なぜ、人は動かされるのか
- ザ・コピーライティング――心の琴線にふれる言葉の法則
- 成功する音楽家の新習慣 ~練習・本番・身体の戦略的ガイド~
- 俺か、俺以外か。 ローランドという生き方
▼実用書編
ビジネスフレームワーク図鑑 すぐ使える問題解決・アイデア発想ツール70
ビジネスっていうと、ネクタイ締めてオフィスで働いてるサラリーマンをイメージしがちです。
実際この本は、そういったビジネスパーソン向けではあります。
しかし、私たち音楽家もそれで収益を得て経済活動をしている以上、ビジネスパーソンとも言えます。
何なら「アルバイトをしてお小遣いを稼ぐ高校生」も、自分の時間というリソースを使ってお金を得るビジネスをしています。
この本は問題提起からディスカッション、解決策の導き方などをフレームワークとして切り出し紹介しています。
音楽家に当てはめるとしたら、
コンサートの集客をもっと増やすのにはどうしたらいいのだろう?
『6W2H』を使って問題点を掘り起こした。やることが多いけどどうしたらいいだろう?
『優先度重要度マトリクス』を使って取り組む部分を絞った。まずは多くの人に興味を持ってもらわなければいけない。多くの人(即ち市場)はどのようになっているのだろう?・・・
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というように、自身の音楽活動をブラッシュアップしていくツールの辞書のように使うことができます。
影響力の武器[第三版]: なぜ、人は動かされるのか
分厚く、英語の原著を訳したものなので、日本人には読みづらい、イメージしづらい表現も多く含まれます。
ただ、導入から持って行かれます。
「カチッ、サー」
カセットデッキ(今はほぼ誰も使わないでしょうが)のように、再生ボタンを押すと決まった音楽が流れる。そんな風に、動物や、私たち人間も、自然に動いてしまいます。いかに普段、判断していないことが多く、影響を受けて物事を決めさせられているかがわかります。
ザ・コピーライティング――心の琴線にふれる言葉の法則
「影響力の武器」と少し共通した範囲を学べますが、これはいかに人の心を動かすかの知見が詰まった本です。ちなみに二冊とも、メンタリストDaiGoさんがオススメしてたので買って読みました。
まだまだ勉強途中ですが、これを知っているか知っていないかで、世の中の見方が大きく変わるなぁ、と実感しました。少なくとも、企業がどんな意図で広告を出すかを意識しだしてから、無駄遣いすることが明らかに減りました。
▼音楽編
成功する音楽家の新習慣 ~練習・本番・身体の戦略的ガイド~
音楽家として活動していく以上、理論書や技術書などはこれまで数多読み漁ってきました。
この本は、ちょっと今まで読んでいたものとアプローチが違います。
美しいメロディーや、定番のコード進行を教えてはくれません。
ギター演奏のポイントや、かっこいいフレーズもありません。
全ての音楽家、シンガー、楽器奏者に向けて、音楽を表現するものとしての心構えを教えてくれます。
「しっかりとした休息も音楽家にとって必要」というような下りには感銘を受けました。ついつい夢中になると、音楽のことしか見えなくなる私たちですが、豊かな感情を保って音に込めるためには、そういったことも必要だと納得できました。
▼生き様編
俺か、俺以外か。 ローランドという生き方
世の中には突き抜けた人がたくさんいます。
彼の突き抜け方も見事だし、その言葉から力が滲み出ています。
ホストという立場でイロモノに見られるかも知れませんが、そこにはほとばしる男気が感じられ、同性としてすごく憧れます。
高校時代はサッカー一筋の体育会系から、ホストといういわばエンタメ、芸能の世界に転身した様には、
大学までラグビー一筋で生きてきて、そこから音楽へ全力を振り切った私のこれまでも重ねてしまいます。
「わーさーか、わーさー以外か」
この言葉自体は二番煎じ、三番煎じくらいかも知れませんが、いつかそう言い切ってみせます。
2020年も素晴らしい本に出会えますように
二回に渡って、今年読んだ本をオススメさせていただきました。
逆に何かオススメあれば教えてください!!
最後までご覧いただきありがとうございました。
最初一冊無料。続けたかったら月1,500円。いらなければ即退会。いつでもやめられます。
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