アニメはすごい
私が多感な(?)大学生だった頃、どハマりした娯楽があります。
アニメです。
映画もみるし、テレビドラマもみるし、本も多少は読んでいました。ですが、あの頃最も私の心を掴んだのは2010年代前後のアニメ作品でした。学業や部活、アルバイトで疲れ果てて砂漠のようになっていた心に最高の潤いを与えてくれたオアシス、そして至高のエンターテインメントです。
今思えば、若い自分にとって、勿体なかったな、と思うことがあります。アニメを十分に、いや1.5倍に楽しむ方法が今ならわかるからです。
その結論は、
出てきた言葉の語源を調べる
です。これについて、ガンダムを例にご説明します。
語源を調べる
アニメには色々な言葉が登場します。キャラの名前、ロボットの名前、場所や街の名前、国や組織の名前など、オリジナリティ溢れる名前はその世界観を作るのに役立っています。
普段聴き慣れない言葉が使われていると、より一層「世界観」が増しますが、その語源を調べると意外な発見があったりしいます。
例えば、「機動戦士ガンダム」に出てくる「シャア・アズナブル」。
彼の名前の由来は、フランスのシンガーソングラーター「シャルル・アズナブール」だそうです。

他にも、「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 」に出てくるモビルスーツは名前がついていますが、「バルバトス」「グシオン」「キマリス」「バエル」など、その名前はゴエティアの72の悪魔の名前に由来しているそうです。

同じく「鉄血のオルフェンズ 」では、「アリアンロッド艦隊」という部隊が登場します。この「アリアンロッド」も、ケルト神話(ウェールズ神話)に登場する月の女神に関連する名前だそうです。
世界には様々な神話があり(もちろん日本にも)、そうしたモチーフは現代の創作にも随所に出てきます。歴史や古典文学、宗教や思想、神話などを学ぶと、現代の創作をより深く楽しめるきっかけになるのではないでしょうか。それは文学作品や映画、ドラマだけでなく、アニメ作品においても当てはまります。おそらく現代の多くの作家さんもそのような知識をたくさんお持ちで、創作に生かされているんだと思います。クリエイターの端くれとして、とても勉強になります。
まとめ
探せば探すほど、芋づる式に情報が出てきて、ついつい時間を忘れて調べてしまいます。
と同時に、世界の文化、芸術、歴史、神話などの教養があると、普段見ているアニメとの意外な接点が見つかり、より深く作品を楽しめるのではないでしょうか。
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