”批判グセ”はあなたを不自由にする

ノウハウ

よく批判する人

身近な人からニュースに出てくる人まで、いろんな人のことを

「これはよくない」

「あいつはだからダメなんだ」

と、よく批判する人がいたとします。

正しい在り方を示す正義に基づいて・・・と、捉えることもできますし、ただの揚げ足取りとも取れます。

悪いことを、悪いと指摘するのはいいことです、が、時として批判をするクセは、その人自身の行動の自由を奪ってしまいます。

なので、ありきたりですが、

他人の良いところを探して褒める

というのが、実はその人自身にとっても有益だったりします(これは脳科学的にも証明されていることだそうです)。

批判で不自由?

ではなぜ、人を批判するクセがあると、自分が不自由になるのでしょうか?

結論としては、自分もその言葉に従わなくてはならなくなるからです。

(これをちょっと専門的にいうと、『一貫性の法則』と言うそうです)

例をあげます。

音楽は得意だけど、球技がとても苦手なYさんがいました。サッカーボールを蹴ってもまっすぐ飛ばず、野球のボールを投げればあさっての方向へ・・・。おそらく、球技は向いていないのでしょう。でもYさんは体を動かすのが好きだし、人と遊ぶのも好きです。下手でもいいから、楽しみたいと思っていました。

すると彼にこう言う人がいます。

「君は球技に向いていないから、やらない方がいい。恥をかくよ。」

この批判言った本人が、例えば球技が上手だったとしましょう。

しかし、逆に音楽は少し苦手で、歌を歌えば音痴でした。でも歌を歌うのは好きで、友達とカラオケするのも好きでした。そしてある日、その人は別の人にこう言われました。

「君は音痴だ。歌わない方がいい。恥をかくよ。」

するとどうでしょう。彼はYさんに以前、「球技をやると恥をかくからやらない方がいい」と、批判しました。今度は自分が、「音痴だから歌わない方がいい」と言われてしまいました。でも自分は歌いたい。こうなると、自分が歌いたい、と言う欲求に対して、自分が過去に言った言葉が足枷になります。それは、「下手で向かないことはやらない方がいい」と言う自分の言葉の趣旨に反するからです。

このように、誰かを批判し否定的なことを言うと、同じような状況が自分に置き換わった時、自分の行動をその考え方で制限してしまうことになります。

まとめ

以上、批判をするクセを持つと、自分の行動が不自由になってしまうことの説明でした。

もちろん、正しい行いを促すことはすべきです。人のポイ捨てを批判するからには、自分もポイ捨てなんてしない、これは『いい制限』と言えるでしょう。

誰でもネットで気軽に発言し、意見が言える時代です。その言葉は他人だけじゃなく、自分への影響力も大きく持っています。せっかくなら、ポジティブな言葉を発信し、自分にもポジティブな影響を与えていけると、自由で楽しい毎日に繋がるのではないでしょうか。

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