映画『フォレスト・ガンプ』を観て思ったことを3分程の分量で
フォレスト・ガンプは1994年公開のアメリカ映画です。
人より知能指数は劣るが、純真な心を持ち、周囲の人々の協力を受けて数々の成功を収めていく”うすのろフォレスト”の半生を、アメリカの1950〜80年代の歴史を交えながら描いたヒューマンドラマ。(wikipediaより)
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アメリカの近現代史をなぞりながら
人種問題とか、東西冷戦、ベトナム戦争と反戦運動などなど、激動のアメリカの歴史の中で様々な体験をする主人公の姿が描かれています。日本はその頃戦後復興から高度成長期の時代です。今の私(30代前半)から下の世代は、当時をリアルタイムでは知り得ません。予備知識があるかどうかで内容の受け取り方が変わると思います。ですが、そんな時代を経て、今のアメリカや日本、そして世界の状況があることを考えると、時代の流れを知ることの重要性を改めて感じました。
人々の生活様式、価値観、仕事、人間関係、行動などは、その時々や場所の状況に大きく左右されます。当時のアメリカの人々のことに思いを馳せながら、今の私たちが生きる時代をより客観視すると、時代に流されない、自分の生き方を選ぶヒントがあるように思います。
ドラマチックな劇伴と、輝かしいアメリカン・ロック・ミュージックの歴史
劇伴は「アラン・シルヴェストリ」御大。代表作はバック・トゥ・ザ・フューチャーなど、近年ではアヴェンジャーズなどのマーヴェルシリーズでお馴染みです。要所要所でドラマチックかつ力強い音楽が物語への引き込みを強くしてくれています。そして、これでもかと言わんばかりのアメリカン・ロックの名曲の数々。CCRやジミヘンなどリアルタイムでは知らないのですが、映像と相まってその時代感や匂いを感じ取れるような雰囲気が、逆に新鮮でした。なお、主人公フォレストの実家がアラバマ州ということで、レーナード・スキナードのSweet Home Alabamaが・・・。来るんじゃないかと思ってましたが、後半で流れましたねー、大好きです。
羽の演出は、ラブライブ!に繋がる?!
映画は、空に舞う白い鳥の羽が、バスの待合所にいる主人公の足元に舞い降りるところから始まります。そしてラストシーンでは、その羽が舞い上がり・・・・。この演出、どこかで観たことがある!?そう、ラブライブ!です!(本来順番は逆)。ラブライブ!は無印、サンシャイン共に白い羽が象徴的に描かれています。それを彷彿とさせる幕開けと幕引き!(フォレストガンプの方が、もちろん先です)。本作でも、父フォレストから子フォレストへとバトンが繋がるように、ラブライブ!も世代が変わっていくことが一つのテーマになっています。爽やかな演出ですが、そこにあえて意味を見出すなら、私たちの人生もまた風に舞う羽のように、予期せぬところへいき、予期せぬ出会いがある、ということも言えるのかなと感じました。
まとめ
ちょっと昔のアメリカの風情を感じながら、世の中で起こることと、人の人生について、今一度ゆっくり考えることのできる作品ではないでしょうか。音楽好きの方へも十分にオススメできる映画です!(ちなみに、原作の小説もありますが、映画ではかなり脚色されているようなので、そちらも読んでみたいですね)
【本日のオススメ本】
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