侮れない質問の力
「質問をすれば、疑問が解決できる」
というのは、一見当たり前のことですが、実は意外と軽視されがちなことではないでしょうか。
生きていれば多くの困難にぶち当たります。それを乗り越えるのか、放置するのか、対応は様々ですが、なんとかすれば今よりいい状態になれるならば、是非とも解決したいものです。
そんな時、まずしなければいけないのは『質問』です。
なぜ質問が有効なのか
質問は、悩みや問題を言語化します。
まずこの言語化するのが大事です。人の頭は言葉を使って物事を考えます。ところが、複雑な問題や悩みは頭の中で言葉として整理されていないことがほとんどです。質問をすることで、それを言葉にします。
そうすると、問題の構造やポイントが見えてきます。問題としていることが言葉で認識できると、それの解決方法も言葉として提示できるようになります。具体的な解決法が見つかれば、その悩みや問題は解決できます。
これが、まず『質問』をすることが有効な理由です。
次に、実際にはどのような質問をすべきかをご説明します。
質問のやり方
他人への質問
もし、あなたが今何か悩みや問題を抱えているなら、信頼できる家族、友人、上司、先生などに、質問してみましょう。悩みを打ち明けるだけではなく、必ず疑問文で、「〇〇なのは何故でしょうか?」と聞くのがポイントです。ただし、望ましい答えが必ずしも返ってくる訳ではありません。「その答えはわからない」であったり、「間違った答えをしてしまう」ことも往々にあります。しかし、まずは自分でわからないことを言語化して、質問しましょう。納得いくまで質問する相手を変えたりするのも手です。(あまりいい方法ではありませんが、質問箱などネットでは不特定多数に質問をすることもできます。他にも方法はいくらでもあります)
自分への質問
もう一つ、悩みや問題を解決するのに有効なのは、自分への質問です。
案外私たちは、自分の考えや行動をはっきりと理解していません。
「なんとなくこう思ってる」
「なんとなくこういう行動をとっている」
振り返るとこんなことばかりです。
そこで一々自分にツッコミ(質問)を入れます。
「俺はなんでそれを、そんな風に考えるの?」
「私はなんでこういう行動をするの?」
「人にこういう態度をとるのは何故?なんであんな言葉をいったの?」
この自分への問答は、ちょっとシンドイかもしれません。しかし、先ほどと同じような理由で自分の考えを言語化することによって、複雑であった問題の本質が見えてきます。
ちょっとメンドくさいですが、スマホのメモでも、紙とペンでもいいので、まずは自分への質問を書き出して、自分で答えてみてください。ちょっとバカバカしいようで、絶大な効果があります(私は実体験として、これで何度も自分の悩みを自分で解決してきました)。
まとめ
だいたいの人が直面する問題に対して、『質問』こそがその解決の出発点になります。そして質問は他者へ投げかけるもの、自分へ投げかけるものがあります。
『質問』の答えこそが、あなたが求める問題への解決になります。
そしてさらに、人は多くの問題に直面します。その度に、質問を繰り返していくことが、私たち個人や、社会が成長していくプロセスです。
私、日々ブログを書いておりますが、普段はサウンドクリエイター、そしてギタリストとして活動しています。何か『質問』があれば、ご遠慮なくどうぞ!^^
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