クリップ式チューナー
ギターやベースをチューニングするとき、チューナーはほぼ必須のアイテムです。
中でも、ヘッドに取り付けるタイプのチューナーは比較的安価で、手軽で、多くの商品が出回っており、ユーザーも多いように思います。

YAMAHA ( ヤマハ ) / YTC5 クリップチューナー
しかし、お使いのギターによってはクリップ式チューナーだと逆に不便になってしまうケースがあります。どんなギターでしょうか?
クリップ式チューナーだと不便なギター
ロックナットを使用しているギター(フロイド・ローズ搭載モデルなど)
フロイド・ローズ・トレモロおよび類似するトレモロ・ユニットを搭載しているギターは、多くの場合ロックナット仕様(ネック側付け根、ナット部分の弦をボルトで固定する)のものが多いです。このタイプのギターのチューニングは二段階必要で、まずペグ側でチューニングを合わせたあとロックナットを固定し、ブリッジ側のファインチューナーで微調整する、と言う手順になります。

この、ファインチューナーで微調整する際、ヘッドについているクリップチューナーが見辛い!という状況に陥ります。ファインチューナーをいじる際にブリッジ側に目線を移すと、ヘッド側にあるチューナーの音程の表示から一度目を話さなければいけません。視線の反復横跳びです。これが結構厄介になるので注意が必要です。
ヘッドレス仕様のギター
数十年前からヘッドレスの代表格として存在するsteinberger、そして最近メキメキと頭角を表してきたstrandbergなど、ヘッドレス仕様のギターユーザーも多いと思います。ヘッドレス・ギターには、そもそもクリップ式チューナーを取り付けることすらできません。(ただし、機種によっては少し出っ張りがあるので、そこに取り付けることも可能かもしれませんが、通常のギターのヘッドとは厚みなどが異なる可能性もあるため、注意が必要です。)
クリップ式チューナー以外の選択肢
では、クリップ式チューナーを使わないとなると、どのような方法があるのでしょうか?
まずはペダル型を使う、という方法です。エフェクター・ボードを組む方ならきっと何かしら入れていると思います。最近の商品は小型化が進んでいるので、スペースを取らずに使えるので便利かと思います。

KORG ( コルグ ) / Pitchblack mini PB-MINI ペダル式チューナー
また、自宅練習などでもう少し手軽に使いたい場合は、シールドを挿して使用するタイプのチューナーも便利です。クリップ式よりも操作性が良い場合もあります。

KORG ( コルグ ) / GA-2 ギター/ベースチューナー
なお、マルチ・エフェクターやギターエフェクト・プロセッサーを使用する際は、ほぼ確実にチューナー機能も内蔵されていますので、それを使った方が早いでしょう。私が以前動画で紹介したzoomのG1 onにもその機能が搭載されています。下の動画はその部分から再生されます。
まとめ
チューナーはギターを弾くときの必需品です!
現在多く出回っているクリップ式チューナーは、ロック式やヘッドレスなどのギターとは相性があまり良くないので、注意してください!
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