その場しのぎのウソ
私はウソには二種類あると思っています。
一つは、自分がウソだと思わずについているウソ。
もう一つは、自分がウソだとわかっていてついているウソです。
ウソだと知らずについているのは今は置いておいて、自分が意図的についている嘘について。
これは、その場しのぎで自分の状況のためについている場合が多いのですが、長期的に見るとしんどくなることが多いように思います。
その場しのぎはできても、長い目で見ると自分がシンドくなる。
そしてこれは、他の人につく嘘も、自分に対してつく嘘も同じです。
なぜ、その場しのぎのウソをつかない方がいいのでしょうか?
ウソを成立させるには、ウソをつき通さなければいけない
嘘は、事実とは違うことです。
ウソをつくと言うのは、自分が認識していることと違うことを言う行為になります。
他人にウソをつくと、それをずっと成立させるために、ウソはつき続けなければいけません。
なので、ウソを言った相手と話すとき、より多くのことを考える必要が出てきます。
「(あのときこの嘘をついた。今別のことを話すと、あのときと辻褄が合わなくなる・・・)。」
「あのときの嘘と辻褄を合わせるために、また別のウソをつくか・・・・」
こうしながら会話するのはシンドイですよね?
長く付き合うような大事な人ほど、ウソを言ってしまい、それの辻褄を合わせるようなことをずっと考え続けなければならないのは、かなり大変です。
自分への嘘は、必ず破綻する
自分にウソをつく、とは、どう言う状況でしょうか?
好きでものないものを、「私はこれが好き」と信じ込むこと。
やりたくもないことを、「やることが正しい」と信じ込み、嫌だと感じる自分を押し殺すこと。
一昔前まで、「大人になる」とか「折り合いをつける」とかで、これらのことは正当化されていたかもしれません。自分にウソをつき、多くの周りと合わせることが、成功確率の高い合理的な選択だったのが昔の時代です。
しかし、今は違います。
今輝いている人たちは、みんな自分に正直です。
他人にも、自分にもウソをつきません。
最終的にそうしないと、成功し続けられないからです。
自分の嫌なこと、自分の心とは違うことを続けるのはシンドイし、必ず破綻します。
なので、時として他人以上に、自分にウソをつくことの方が、よっぽど自分をシンドくさせることになりかねません。
まとめ
人は社会的な生き物で、常に他者と、そして自分自身とコミュニケーションしています。
言えること言えないことがあるのは当然です。
しかし、ウソをつくことが長期的には自分にとって不利になることを知っておくべきでしょう。
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