なぜ今さら世界史?
あなたは学生時代、世界史をどこまで勉強しましたか?
今、その内容をどこまで覚えていますか?
私は一応高校で世界史Bを履修しました。定期テストの勉強は頑張ったので成績はそこそこでしたが、残念ながらそれほど内容は頭に残らず、「カノッサの屈辱」とかそこらへんの語呂がいいワードだけは印象に残って、この歳30を過ぎるまで、世界史についてはあまり明るくありませんでした(と言うより、興味があまりなかった・・・)。
ところが!
最近はYouTubeのコンテンツが凄まじいですね。何時間でも消費できてしまうので恐ろしいです。特に今の国際情勢とかのニュースをより深く知るには世界史の知識がベースとして不可欠だったりするんですが、YouTubeの動画がおっもしろ過ぎてガンガン勉強できてしまいます。
今回は、世界史(歴史)をめちゃくちゃわかりやすく学べるYouTubeチャンネルをご紹介します。
秒で見終わる世界史解説動画
YouTubeのアルゴリズムさんのおかげで、世界史関連の動画を見ると芋蔓式にどんどんオススメが出てきます。その中で出逢ってしまいました。
まずは『ぴよぴーよ速報』さんです。
なんとも2chやニコ動界隈の雰囲気漂う動画ですが、噛み砕いたノリで淡々と解説してくれるので、そのシュールな感じがツボにハマるとヤベェです。解説のぴよぴーよさん(?)の甲高い声と、偉人たちのセリフは別のクソボイス(コメ欄でそう呼ばれてます)の対比が謎にマッチしています。本当に小学生向けの動画なのかは疑問ですが、極力固有名詞を省いた解説で、歴史の流れやストーリーがすんなりわかります。動画一本が秒で見終わってしまいます。
次は、『歴史ch「セカイスポーツ」』さんです。
これは、別の誰かが作成した、世界地図が年代によってどんどん領域が変化していく動画を元に、スポーツの実況中継のような形で歴史の動きを解説した動画になります。五月雨式にワードが出てきて、私はまだ半分も固有名詞が一致しないのですが、とにかくその勢いが面白くてずっと見てしまいます。時折り挟む小ネタも世界史のエピソードをパロっていて、なかなかにセンスがあります。詳しくなればもっと楽しんで見れると思うので、これからも世界史勉強していこう、と思える動画です。
最後は『中田敦彦のYouTube大学』です。
こちらはもはや説明不要のめちゃくちゃ有名チャンネルですし、私も動画見まくってます。やはりあっちゃんのあの「一人トーク」で身振り手振りで解説されると、面白おかしくその情景が浮かんできます。全ての解説動画に言えますが、わかりやすさを優先させた場合、説明不足な部分などはおそらくあると思います。そこは見る側が自分で調べるなりして補完する部分だと思うし、まずは「世界史楽しい!!」と思わせてくれることがとても価値があると思います。
他の動画も面白いし、勉強になるんですが、やっぱり歴史シリーズはいいですね。人の歴史は物凄い積み重ねがあることを再認識できます。
小学生並だった僕の教養
改めてこれらの動画を見て、自分の教養が足りてないことを思い知りました。
学生の頃、世界史などの教科が好きでなかった理由に、「過去のことなんてどうでもよくね?しかも映像とか残ってないなら本当にあったかどうかも疑わしいじゃん?」的なことを考えていました。
しかし、大人になって世界を取り巻く状況に関心をもったり、自分の専門である音楽の歴史を紐解こうとすると、必ず世界史の知識がベースとして必要になってきます。「なぜ、今こうなっているのか?」を知る際に、「過去、何があったか」を知ると、それがストーリーとして一貫性を持ち、より理解が深まります。さらにそれを知ることによって、「今後どのようなことが起きるか」の予測と戦略が立てやすくなります。
例えば、世界で何度か起きた産業革命などは顕著ではないでしょうか。機械が発達し、手工業が廃れたり、馬車が車に置き換わったりという出来事が起きました。それはそのまま、今誰もがスマートフォンを手にし、やがてAIが発達する時代にも当てはまります。産業や人々の生活は大きく変わっていくでしょう。今を生きる私たちが、その変化に取り残されて、仕事を奪われたことに文句を言うようなら、それはちょうど100年くらい前に、「自動車ができたせいで、馬車を扱う業者はもう食ってけねぇ。自動車許せねぇぜ!!」と言ってた人たちと同じ理屈でものを言うことになります。
まとめ
今、世界史がすごく面白いと思っています。それは単に過去の人々が織り成した物語という側面だけでなく、今やこれからを知るストーリーの一部であるからです。
まだまだ不勉強な私ですが、多くの先人の知恵を借りて、より良い社会を構成する一員となれるよう、学び続けていきたいと思います。
【本日のオススメ本】
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