『結果が全てではない』の、ウソとホント

ノウハウ

大事なのは過程or結果?

「大事なのは結果だ、それまでの過程など関係ない」

って言う主張をよく見ますよね。一方で、

「大事なのは過程だ。どんな結果になろうとも、取り組んだことが大事だ。」

と言う主張も見かけます。

どっちが正しいんでしょうか?

今回は私なりの答えです。

結論としては、

「大事なのは結果」

になります。

ただし、その結果の捉え方については注意しなければいけません。

人は何かやってると、それだけで満足する

まず、なぜ過程はそれほど大事ではないのかを説明します。

人は、何か作業をしたり、取り組んだりすることで、精神的に満足してしまうことが多いです。

つまり、「やってる感」を感じやすいと言うことです。

これが危険で、「過程が大事」論は、このやってる感さえ感じればOK,みたいな状態になりがちです。

極端な話ですが、何十kmも離れた場所に行くには、電車や車などを使った方が圧倒的に速くて効率がいいです。しかし、そこを一生懸命自転車を漕いで「俺は前に進んでる、、、頑張ってるぜ!この過程、プライスレス!」と思ってしまうことが危険です。自転車を何十kmも漕ぐことが目的ならいいのですが、単にその場所に行くことが目的なら、明らかに非効率的です。

『やってること自慢』で終わる人

よくこんな人がいます。

「私はこれだけ頑張って勉強してます!」

「部活の練習を一生懸命がんばりました!」

頑張ることは素晴らしいです。何かの結果が欲しければ、やはり努力は必要です。しかし、結果に繋がる努力でないとどうでしょう。

「勉強を頑張ったけど・・・試験でいい点が取れなかった。私は十分頑張ったから、仕方ない。」

「部活の練習を一生懸命頑張ったけど、目標には届かなかった・・・。でも、頑張ったこの経験が、大事。一生の宝物です。」

これは、頑張ったことに満足して終わっています。そこだけにフォーカスして、「結果より過程が大事」と言ってしまうと、頑張った自慢で終わり、あとに何も残りません。

やはり『結果』が大事だけど・・・

なのでやはり、結果が大事と言う結論になりますが、ここでも注意が必要です。

結果とは、必ずしも『成功する結果』になるとは限りません。努力をして、その結果が思うようなものでなかった場合、それをしっかり結果として受け止めて初めて、その努力含めて意味のあるものになります。

例えば、『勉強を頑張った、でも試験でもいい点が取れなかった。』この結果が大事です。なぜいい点が取れなかったのか?勉強のがんばり方が悪かったのか、目標設定が悪かったのか、当日の体調が優れなかったのか、など、その要素をデータとして集めることで、初めてその取り組み全体に意味が生まれます。良くても悪くても、やはり結果が大事です。過程はその手段の話であって、手段は常に目的に従属する要素であるべきです。

まとめ

何かに頑張るときは、常に結果を意識することをオススメします。

いい結果でも、悪い結果でも構いません。それを受け止めることが大事で、過程はその手段の選択だということを忘れないようにすべきです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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ゼロから“イチ”を生み出せる! がんばらない働き方

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