様々な読書の方法
読書にも様々な目的があります。知識を得るためであったり、著者の文章が好きでそれに触れたいという理由であったり、目で見て楽しんだり、そのほか人によって異なるでしょう。
ただ多くの場合、知識を得て、何かを学ぶために読書をすることが多いと思います。そんな時、今はこの三つのやり方が主流ではないでしょうか?
字読み
字読みとは、つまり普通に本を読むことです。紙でも電子書籍でも同じです。あなたが本に書いてある内容を読んでいき、知識を得ていくスタイルです。
要約動画
昨今では、YouTube上で本の内容をまとめた要約動画が山ほどあります。10分未満のものから、20分を超えるような少し長めのもの、YouTube大学のような講義形式のものも含めると、その形式は様々です。誰かがまとめてくれた内容を、間接的に受け取る手段となります。
オーディオブック
ほんの内容を、ナレーターさんがそのまま朗読して、音声データとなっているものがオーディオブックです。要約とは違い、ほんの内容をまとめたりはしていませんので、内容は全てそのまま・・・ですが、字面や綴りや漢字、仮名の使い分けとか、行間とかまでは再現ができません。また、ナレーターさんによっても印象が変わったりするので、字読みとは少し違った情報となることに留意しなければいけません。
[速さ]で比較
速さについては、圧倒的に要約動画が速いでしょう。何百ページもある本すら、10分程度でギュギュっとまとめているものもあります。次にオーディオブックも、かなり速く内容を理解できる仕組みがあります。アプリなどの設定で倍速で再生すると、字読みよりも圧倒的に速く情報をインプットすることができます。なお、字読みについても、速読関連の特殊な読み方をすれば速く読むことは可能です。しかし、一般的にイメージする、1語ずつ読んでいくスタイルだと、この三つの中では一番時間がかかるでしょう。
[情報量]で比較
情報量は、字読みが一番多いのではないでしょうか。次いでオーディオブックだと考えられます。前述の通り、オーディオブックでは、字面や仮名使い、行間などの情報が抜けるため、どうしても書面より情報が少なくなってしまいますが、代わりにナレーターの喋りという新たな情報が付加される側面もあります。要約動画は最も情報量は少なくなります。しかし、本に書いてある全ての情報が等しく価値があるとも限らないので、情報量の大小が優劣に繋がるとは考えない方がいいでしょう。
[ラインナップ]で比較
これは説明するまでもなく、字読みできる本の方が圧倒的です。その中で、オーディオブックとして出版されているものや、YouTuberなどが要約動画をまとめているものがある、という順番です。ただ最近では、ベストセラー本や、過去の名著などはどんどんオーディオブックで出版されていたり、YouTube上でまとめ動画や解説動画が上がっていたりします。動画コンテンツが隆盛を極める昨今、このようなメディアも今後益々増えていくことも予想できます。
まとめ
本からの情報収集について、字読み、要約動画、オーディオブックの三種類の方法をご紹介、比較しました。
それぞれ長所、短所があります。
私の場合ですが、要約動画は、本屋さんでの立ち読み感覚で見ています。また、内容を反芻したい本は、オーディオブックで移動時間などを利用し何度も何度も聞きます。ですが、ちょっとマニアックな本や、書面の情報がより重要な本、その他様々な理由で、やはり字読みすることが割合的には多くなっています。
あなたが欲しい情報をより効率よく手に入れるために、最適な手段を選んでいただければと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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