さぁ、DTMを始めるぞ!
そう思ったあなたは、機材を買ってみたり、フリーソフトをダウンロードしてみたり、新しいデバイス、ソフトに触れることでしょう。当然、使い方をまずは知る、覚える必要があります。やる気に満ちたあなたは、説明書、マニュアルを見ることになるでしょう。
あれここちょっと良くわかんない・・・・
そういった場面で、さぁ説明書をみます。ソフトウェアならヘルプがついていたりします。
「え、全部英語?」
「あ、違う、ドイツ語?とかもある!」
「日本語・・・なくねぇ!?!?」
なんてことがあると思います。そう、DTM関連のデバイスやソフトは海外製が圧倒的に多いんですね。そしてそれらのマニュアルはだいたい外国語でできています。日本語のマニュアルがあるものももちろんありますが、完璧に対訳してくれているものもあれば、「スタートガイド」のみ日本語訳があって詳細なマニュアルは英語だったり、英語じゃなくても中国語やドイツ語など日本語はなかったり・・・。日本語って、世界からみたらマイナーな言語なのか。。。というグローバルな感覚をこのとき感じるのは私だけではないはずです。
オフィシャルな日本語マニュアルがないときの方法論
こういった場面に直面したとき、母国語が日本語の私たちの取るべき選択は何でしょうか?
- 頑張って英語のマニュアルを読む
- ネットで日本語解説をしているサイトやYouTubeなどを探す
- 諦めて手探りで方法を試す
- もうそのソフトや機材を使うのを諦める
などなど、考えるかもしれません。そもそも英語力がかなりあれば、英語の文章を読むことはそんなに苦ではないかもしれないですね。ただ、学校教育で教わるような英語だけでは、音楽ジャンルにおける独特の言い回しや特殊な単語などはわからないと思うので、補足的な勉強はどうしても必要になると思います。またはこれを機と捉えて、一念発起して頑張って英語を勉強し直すのもいいでしょう。どちらにしても日本語の解説を読むより時間はかかります。ネットで日本語の解説を探すのが、現時点では最も効率のいい方法かもしれません。昨今は様々な人が手軽に情報発信をしているので、目的の情報にリーチするのは難しくなくなりました。ただそれを誰が発信しているかは気をつけなければいけないところです。現場経験が長く質の高い情報を発信するプロもいれば、いい加減な知識を雄弁に振りかざす迷惑なサイトもあるでしょう。情報を自分で選りすぐるスキルがないと、これまた遠回りになってしまうリスクも孕んでいます。説明書を読まずに手探りでやってうまくいく場合もあるでしょう。ただ間違った使い方をしてトラブルが起こるリスクも当然あるので、なるべくなら避けたいところです。むしろいっそ、そのソフトや機材を使うのを辞めるのも、怠けているようですが、場合によっては選択肢としては十分有効です。他の機材やソフトを使うことによって、目的がいとも容易く達成できる場合もあると思います。大抵の場合、ソフトや機材を使うのは手段であって目的ではありません。かっこいいダンストラックを作りたい、自分のギターを録音してネットで発信したい、など、目的を考えたら手段はいくらでもあります。英語の解説しかないのがボトルネックならば、それを避けるという方法も十分に検討する余地があるでしょう。
この記事のまとめ
DTMは手軽になりました。ネットに多くの情報がのり、機材は驚くほど低価格になっています。ではそこで何かをやりたいとなった時に、様々な障壁が立ちふさがることでしょう。我々日本人にとってその一つが『英語多すぎ問題』です。私もこれまで10年ほど、散々この問題に立ち向かいながらDTMを続けてきました。その経験が、同じ問題で困っているクリエイター諸氏の為に少しでも役に立てれば嬉しいです。何かご質問、ご相談があればお気軽にお寄せください。
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