バンドメンバー
バンドを組んで音楽をやるのはとても楽しいことです。
学校の普通の友達同士とか、軽音楽サークルの部員同士とか、兄弟や家族、職場の人、ネットの募集、ライブで知り合った音楽仲間、仕事で集められたバンドなど、成り行きは様々です。
バンドメンバーとの時間は人生でとても有意義なものでもある反面、必ず人間関係のトラブルは起こるし、辞めたりするのも日常茶飯事です。
私も過去多くのバンドを経験しました。今は地元友達とのバンド以外無所属なので(このバンドを抜けたり解散したりするのは私が死ぬ時です)、これまで参加したバンドは全部辞めるか解散するか、してきました。
バンドメンバーが辞める理由
バンドメンバーが辞める時、理由は様々です。
学校を卒業するとか、転校や転勤や引越しなどで物理的に距離が遠くなるとか、メンバーの仲がちょっと険悪になったとか、親や子供など家庭の事情とか、音楽生の違いとか。
こればかりは、メンバーそれぞれの状況や意思の問題なので、他のメンバーが介入できる余地はありません。その人に辞めて欲しくないのならば、残念である気持ちは伝えつつも、無理に引き止めることはしてはいけないです。または都合により抜けてもらった方がいい場合は、これまで時間と行動を共にしてくれたことに最大限の感謝を持って送り出すべきでしょう。
『建前』と『本音』
バンドに限った話ではありませんが、私たちは多かれ少なかれ、建前と本音を持ってコミュニケーションをすることがあります。
バンドというコミュニティーは人間関係の縮図です。
そこでのコミュニケーションは非常に高度かつ繊細で、特に辞める辞めないの話になると思考は複雑化します。
メンバーが辞める理由として伝えているのは『建前』であり、『本音』は別にあるかもしれません。
ただ、それを他人が詮索するのも無意味で、やるべきではないので、最終的には表面的なコミュニケーションに基づいて行動するべきなのですが、仮に【本当は辞めたくない】とか【本当は辞めて欲しくない】と言った本音があるのであれば、その解決方法がどこかにある可能性があります。
言いにくいこと、言いたくないことがあるのが人間関係の常です。しかし、それぞれが考えていることは違っていて、その思い違いから不要な誤解が生まれ、表に出しづらい不満という本音が生まれていることも多くあります。バンドに目標があり、理想的な状態にしていきたいのであれば、それぞれの建前と本音がなるべくアンバランスにならないような人間関係の構築を目指すべきです。
まとめ
繰り返しますが、バンドで人間関係のトラブルが起こることは至って普通のことであり、そこから学べることがたくさんあるのも、バンド活動のまた良い部分かと思います。
人はそれぞれ別の考え方や意見を持っています。否定せずお互いを尊重した上で、バンドとしてどうありたいか、どうしていきたいかをゆっくり話あう時間も、ときには必要です。
あなたの素晴らしいバンドライフ、音楽ライフを応援しています。
【本日のオススメ本】
あなたの話はなぜ「通じない」のか (ちくま文庫) (日本語) 文庫
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