『知らない言葉』に敏感にならないと、いつまでも賢くなれない理由

ノウハウ

“その時”知らない言葉

私たちは毎日大量の言葉に接します。

メディアの発信、上司友人家族との会話、SNS上の不特定多数の発信、ネットの記事など、多くの人が様々な言葉を使います。

その中には、当然、自分の知らない言葉が出てきます。

ネット上の知り合いがいきなり

「ぴえん」

とか言い出して、さっぱり意味がわからなくても大丈夫です。そんな言葉つい最近までありませんでした。

言葉は進化し変化します。若者言葉とか、新しい言葉を頭ごなしに否定する人は、やんわりとした表現で言うと「アホ」です。その人はずっと万葉集に使われていた言葉で生活するつもりでしょうか?

なので、まず、知らない言葉があることは正常です。その上で、私たちが言葉とどう向き合えばいいのかを考えます。

言葉は「学び続ける」もの

多くの人は勘違いします。

学校教育で習ったものが全てで、社会に出てからはそれを使って仕事や生活をしていく、と。

仮にそのスタンスが正しいとしたら、パソコンやインターネットが出てきても、それを「学生時代に習っていない」からといって学ばなかった人は、今でもPC、ネットなしで活躍できています。(そんなことってある?)

言葉も同様です。

人間の心、世の中の出来事はとても複雑で、今存在する言葉で十分に説明できるものは限られています。なので、その時代のその人々の心情や、社会の現象に即した新しい表現が生まれ続けるのは必然です。今私たちが使っている言語もそうやって育まれてきました。戦時中の文章とかがよくテレビで出たりしますが、100年にも満たない過去の文章ですら、今の私たちにとってスラスラ読むのは難しいのはそういった理由です。

ましてや、今は世の中が急速に変化しつつあります。当然、これだけネットを使ったコミュニケーションが発達すれば、表現も進化し、変化します。それは、あなたが受け入れようが否定しようが、それによってコミュニケーションできる人たちの数次第で勝手に共有され続けます。

意地を張ったり、怠ける口実を作るのは悪手と言えます。小学校1年生の気持ちで、わからない言葉は素直にわからないと認め、それを知る努力を続けなければいけません。

まとめ

私は音楽家という職業柄、歌詞を専門的に取り扱います。

言葉は本当に奥深く、繊細で、生モノだと常々思います。

歴史の世界に生きるのではなく、今とこの先の時代を賢く生きたいと思うのであれば、言葉(それも、今知らない言葉)には常に敏感である必要があると思います。

本記事を最後までお読みいただきありがとうございました。何かの参考にしていただければ幸いです。

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